Oneは6月5日、「【時間】と【時計】に関する調査」の結果を発表した。調査は6月2日、全国の20代~50代の男女800人(性年代別均等割付)を対象にインターネットで行われた。
スマホが"時計代わり"の時代、遅刻の許容ラインはどのくらい?
はじめに、自宅で普段使っている「時計」について聞いたところ、最も多かったのは「スマートフォン(携帯電話)の時計」で73.0%。次いで「壁掛け時計」(42.1%)、「腕時計(スマートウォッチではない)」(31.6%)、「スマートウォッチ」(19.4%)の順。
また、時間の確認方法としても「スマートフォン(携帯電話)」(64.9%)が最も多く、スマホが“時計代わり”の主流となり定着しているよう。スマートウォッチなどデバイスの多様化や時計表示付き家電など、時間を確認する方法は数多くある中でも、手元にあるスマホは圧倒的多数で、若者から年配者までみんなが時間の確認手段として利用されていることがわかった。
では、「時間」に対する意識はどうなっているのか。待ち合わせなどの時間への意識を聞いてみたところ、およそ7割近くが「ややうるさい」「かなりうるさい」と回答。
さらに、遅刻をどの程度まで許容できるかを聞くと、「15分未満」(61.9%)が6割超を占め、「30分まで待てる」(27.4%)と答えた人を合わせると、実に9割近くの人が30分以内を“許容範囲”としていることが明らかに。なお、「時間ちょうどまでしか待てない」とした厳格な人も11.5%存在した。
次に、「スキマ時間」の使い方について教えてもらったところ、1位「動画を視聴する」(50.4%)、2位「SNSを見る」(44.6%)、3位「ニュースサイトやネット記事を読む」(39.1%)と、“デジタルコンテンツ”の消費が上位に。しかしながら、20〜30代女性は「SNS」で最新トレンドなどをチェック、50代は男女ともに「ニュースサイトやネット記事を読む」、40代男性は「ゲームをする」など、年代や性別によって“スキマ時間の使い方”に違いがあるよう。
また、身に付ける腕時計のスタイルについて聞くと、最多は「時計持たない派」で44.9%。次いで「腕時計派」(32.6%)、「スマートウォッチ派」(22.5%)と続き、この“腕時計のスタイル”と“幸福度”の関係を調べてみると、スマートウォッチ利用者の幸福度が全体と比べて相対的に高いことが明らかに。スマートウォッチが単なる「時計」ではなく、健康管理やライフログ、通知管理など、日常のQOL(生活の質)を高めるツールとして使われていることが伺える結果となった。
最後に、「自分のために使える時間」と、時間に関する価値観として「タイパ意識」について聴取した。その結果、自分のために使える時間は、平日は「2~3時間」(23.8%)が最も多く、全体の6割が「1~4時間」と回答。一方で、休日には「5時間以上自分のために使える」が43.1%にのぼり、週末にようやく自分を取り戻す時間が持てている人が多いよう。
また、「タイパを意識している」と答えた人は52.7%。性年代による大きな差は見られず、今やタイパは若者だけでなく、幅広い世代に共通する価値観となりつつあることがうかがえた。