「頑張りたいのに頑張れない…。これって甘え?」このような悩みを抱えていませんか? 努力しないといけないとわかっているのに行動に起こせずにいると、自己肯定感が下がってしまいますよね。
本記事では頑張りたいのに頑張れない理由と対処法を紹介するので、仕事や勉強を頑張れずに悩んでいる人は必見です。
頑張りたいのに頑張れない原因
頑張りたいのに頑張れない原因にはどんなものがあるのでしょうか? まずは原因や自分の心理状況を知ることが大切です。
やりがいを見つけられていない
どれだけ立派な目標を掲げても、「自分にとって意味があるのか」と疑問を感じてしまうと、モチベーションは続きません。特に成果が見えにくいときは、努力が無駄に感じてしまうことも。
完璧を追い求めすぎている
「完璧にやらなければ」と思い込むと、小さなミスにも過剰に反応し、不安やプレッシャーが増していきます。その結果、行動すること自体が苦しくなってしまいます。完璧を手放すことで、気持ちが軽くなることもあります。
設定した目標が高すぎる
高すぎる目標は、達成が現実的に思えず、やる気の低下につながります。達成できるイメージが湧かないと、取り組むこと自体が億劫になり、失敗したときのストレスも大きくなります。
正当な評価を受けていない
自分の努力が認められないと、頑張る意味を見失ってしまいます。感謝や承認が得られない環境では、モチベーションが著しく低下します。
疲労がたまっている
疲労が蓄積していると頑張りたくても頑張ることができません。疲れていると、いくらやる気を出そうとしても体がついていけないでしょう。
頑張った先をイメージできていない
努力の先にある成果や変化が見えないと、「今やっていることは意味があるのか?」と疑問を抱きやすくなります。未来をイメージできるかどうかが、やる気を左右します。
過去の失敗や不安がつきまとう
過去の失敗や不安が、努力を妨げる原因となっていることもあります。「前回頑張っても結果が出なかった」「過去に失敗してしまった」という経験が心に深く残っていると、頑張ろうとしても不安や恐れが先に立ち、行動に移すことができません。
頑張りたくても、心の奥に残っているトラウマや恐怖が頑張ろうという気持ちにリミッターをかけてしまうのでしょう。
頑張りたいのに頑張れないときの対処法
頑張りたいのに頑張れないと、自己嫌悪で精神的にしんどくなってしまいますよね。ここでは、頑張りたいのに頑張れないときの対処法を紹介します。
成功像をイメージする
成功した自分をイメージすることは頑張れないときに効果的な方法のひとつです。目の前の努力がどんな結果につながるのか、成功後の自分を想像することでモチベーションを高めることができます。
成功像はできる限り具体的に思い描いてみましょう。今やるべきことに対して前向きな気持ちになれるはずです。
目標設定を見直す
目標が高すぎたり漠然としていたりすると、成功するイメージがわかず、モチベーションの低下につながります。具体的かつ達成可能な目標を設定することで、目標に向かって進むモチベーションを維持できますよ。
リフレッシュする
頑張れないときに無理に頑張り続けようとすると、さらに精神的につらくなってしまうことも。そんなときは思い切ってリフレッシュすることも大切です。散歩や映画鑑賞、好きな食事など、自分なりのリフレッシュ方法を取り入れるのがおすすめです。
誰かに相談する
頑張れない原因は、自分ひとりの力で気づけなかったり解決できなかったりすることもあります。そんなときは誰かに相談してみましょう。友人や家族、職場の同僚など信頼できる人に話を聞いてもらうことで気持ちが軽くなります。気持ちが整理され、新たな視点やヒントが得られることもありますよ。
小さな成功を積み重ねる
いきなり大きな目標を目指すより、小さなステップを着実に積み上げていくことが重要です。「できた」という体験が自信とやる気に繋がります。例えば、「毎日5個だけ英単語を覚える」や「1日10回だけ腕立て伏せをする」といった小さな目標を設定して、1つずつクリアしていきましょう。
環境を変えてみる
頑張れない原因のひとつに環境の影響もあります。同じ場所、同じ状況で長期間過ごしていると、気分も停滞していき、集中できないことがあります。そんなときは、環境を変えてみることをおすすめします。
いつもと違う場所で作業する、気分転換に新しいカフェに行くなど、環境の変化が刺激となってやる気を引き出すことがあります。
不安や恐れを克服する
漠然とした不安や恐れがある場合には、まずその感情を認識し、向き合うことが大切です。不安を紙に書き出す、専門家に相談するなどの方法も効果的です。
自分にごほうびをあげる
頑張れない自分に対して優しくしてあげることも大切です。自分がなにかを達成したときは、その努力をしっかりと認めてごほうびを与えましょう。目標を達成したら好きなものを食べる、ほしかったものを買うなど、楽しいことをすると自分をねぎらえます。
自分に優しくすると次に進む力が湧き、頑張る意欲を取り戻すことができるでしょう。
頑張りたいのに頑張れない人に言ってはいけないこと
あなたの周りに頑張りたいのに頑張れなくなっている人はいませんか? 頑張れない状態にある人に、良かれと思ってかけた言葉が逆効果になることがあります。以下のような言葉は避けましょう。
「もっと頑張れ」
「もっと頑張れ」という言葉は、頑張れない人にとってプレッシャーを与えてしまいます。特に、精神的に疲れていたり体調が優れなかったりするときには、余計にその言葉が重く響きます。
「無理せずに自分のペースでやってみてね」「今できる範囲で頑張っているだけでも十分だよ」というように、相手の努力を認め温かく応援する言葉をかけましょう。
「はやくして」「いつできるの?」
「はやくして」「いつできるの?」という言葉も、頑張れない人に焦りを与えてしまいます。精神的に追い詰められている人に対して催促することは、心理的な負担を増やすだけです。
反対に、「急ぐ必要はないよ」「ゆっくりでも進めていければ大丈夫」と、相手に余裕をもたせる言葉をかけることが重要です。焦らずに自分のペースで進めるようサポートしましょう。
「甘えてはダメ」
原因を「甘え」と決めつけることで、相手の努力や苦しみを否定することになります。頑張れない背景には体調や精神的な問題、過去の失敗経験などさまざまな理由が隠れています。否定する言葉ではなく、相手の気持ちに寄り添う言葉をかけてあげましょう。
「ほかの人はもっと頑張ってるよ」
他人との比較は自己肯定感を下げ、ますますやる気を失わせてしまいます。他者と比較せずに「自分のペースで大丈夫だよ」と、声をかけましょう。目に見える成果が出ていなくても、目標達成のために着実に歩みを進めている姿に優しく寄り添うことが大切です。
頑張りたいのに頑張れないことは誰にでもある
頑張りたいのに頑張れない理由や対処法、頑張れない人へかけてはいけない言葉について紹介しました。頑張りたいのに頑張れないときは誰にでもあります。ときには立ち止まって、焦らずに、頑張れるときに頑張っていきましょう!