
声優がキャラクターとして実際にバンド活動を行うスタイルの先駆けとなった人気コンテンツ「BanG Dream ! (バンドリ!)」発の5人組、”夢(バーチャル)と現実(リアル)を飛び越える運命共同体(バンド)”と銘打つ夢限大みゅーたいぷ(通称:ゆめみた)は、Live2Dアバター(バーチャル)を使った配信活動と生身(リアル)でのライブ活動を並行して行う新しいタイプのバンドだ。国境どころか次元の壁も越えて世界に羽ばたかんとする彼女たちのカオスの根源に迫る!
※この記事は現在発売中の「Rolling Stone Japan vol.30」に掲載されたものです。
動画配信の特長、ライブの醍醐味
ー皆さんは2023年11月に活動を開始して以来、YouTubeでの動画配信を中心としたバーチャルの活動と、ライブやイベントといったリアルでの活動を並行して行っています。それぞれのやり甲斐やおもしろさについてどのように感じていますか?
峰月律 動画配信は、ライブだけでは伝わらない自分たちの性格やキャラクターを知ってもらえる機会になっていて、逆にリアルライブは普段の配信とは異なるかっこいい一面が観られるので、両方を観ていただくことでギャップを楽しんでもらえると思います。私のギター練習配信を観ているとリアルタイムで成長を追えるので、ライブで感動して涙してくれる人もいて。
宮永ののか 私たち2人はギター初心者だったので、1年前のギター配信を観返すと「本当にこれでライブできるのでしょうか……」という感じなんですけど(笑)。でも、自分たちの成長の過程を見せることは、ゆめみたのテーマのひとつでもあるんです。例えば、去年の10月から12月にかけて行った定期公演「ぷれぱれ~しょん!」では、今年2月の2nd LIVEに向けて試行錯誤しながら進む姿を見てもらいましたし、その意味で配信は私たちとすごく相性が良くて。
仲町あられ たしかに! 配信は日々の成長の記録だもんね。
千石ユノ 過程を体験するコンテンツみたいな感じだよね。配信はファンとの距離が近いので、次のライブまでに関係値を築ける良さもあって。そのうえでライブでは、普段近い存在の私たちが遠くに感じるくらい輝いていられたら、という気持ちでステージに立っています。きっとその方がファンのみんなも嬉しいと思うので。
藤都子 配信は基本ひとりでしゃべって、視聴者のコメントを受けてやり取りするので、空気感やテンポ感をある程度コントロールできるし、自分が世界を広げる感覚が強いのですが、去年8月の1st LIVEで初めてリアルライブをやった時に驚いたのは、ライブはメンバーとお客さんがいないと成り立たないという当たり前のことで。自分だけでなく会場全体でひとつの世界を作るのがライブなんだなって改めて実感しました。
仲町 それがおもしろいんだよね。ボクはバンドという形態が好きなんです。音楽が昔よりも気軽に聴けるこの時代に、何でバンドがまだ存在するのかを考えた時に、やっぱりライブが大きいと思うんですね。生でしか伝わらないエネルギーがあるからこそ、今でも廃れることなくあるんだろうなと思って。バンドが好きだからこそ、新しい要素が詰まったバーチャル系新バンドというコンセプトを見たときに、絶対にやりたい!と思いました。
ーこれまでの活動の中で成長を実感した瞬間、あるいは自分なりの個性を確立できたと感じる出来事があれば聞いてみたいです。
峰月 私は配信を続けてきたことで、人前に立つことにまったく緊張しなくなりました。正直、1st LIVEの時は手が震えて思うようにギターを弾けない瞬間もありましたし、お客さんの顔もあまり見られなかったのですが、その後は全然緊張しなくなって、配信でもライブでもどんどん自分を出せるようになりました。その意味では1年前の自分とは全然違う成長を実感しています。
宮永 さっき都子ちゃんが話していたように、配信は視聴者さんのコメントとやり取りしながら作っていくものなので、自分が話しやすいコメントを拾っていくことで”こういう風に見られたい自分”を作っていけるのがおもしろい感覚だなあと感じていて。最初は自分の中で「こういうキャラクターでいこう」というのを何となく考えていたんですけど、そのふわふわしたものが、コメントのやり取りの中でだんだん形になっていって、今の”宮永ののか”が確立された実感があります。
仲町 リアルとバーチャルのどこにスポットを当てるか、みたいな感覚はあるよね。例えばリンゴをひとつの言葉で表現してください、と言われたときに、「赤い」「甘い」「シャキシャキしている」とかいろんな要素があるなかで、自分なら「赤い」と答えるけど、キャラクターは「シャキシャキしている」と答えるかもしれない。すべてのことに対して「この子ならこう考えるんじゃないかな?」というのが最初にあって、そこに「自分がどう見られたいか」という部分が繋がっていくことで”仲町あられ”としてのアイデンティティーが作られていくっていう。
宮永 私たちはVTuberっぽい活動をしているけど、まず「バンドリ!」というコンテンツのキャラクターが先にあって。でも、メンバーをモチーフにした楽曲を作る時にヒアリングされるのは生身の私たちなんです。その曲がキャラクターとしてのフックになっていくのは、普通のVTuberとも違う気がするし、だからと言って、一般的な声優とキャラクターの関係とも違っていて。今までに見たことのない新しい形態だけど、それがめちゃめちゃおもしろいし、今後そういう人たちが増えてくるんじゃないかなって思います。
藤 私たちは先駆者ってこと?
仲町 うわー! いいねえ。
ーおっしゃる通り、ゆめみたの音楽はバンドサウンドとアニメ~ボカロ~電波ソングといった日本特有のポップスの要素を掛け合わせたようなおもしろさがあるなかで、メンバーそれぞれをモチーフにした楽曲に関しては、皆さんが自分自身のことを語ったうえで制作に反映しているという話です。皆さんのどんな感情や経験が、ゆめみたの音楽に落とし込まれているのでしょうか。
千石 私をモチーフにした「ビッグマウス」は、私が普段思っている愚痴や嫌だなと思うものと、その気持ちをヘイトも葛藤も含めてどう折り合いを付けていくか、という部分にスポットが当たった曲です。私は「好きだからやる」よりも「悔しいからやる」みたいに嫌な気持ちからエネルギーが生まれることが多くて。楽曲を作ってくれた白神(真志朗)さんや堀江(晶太)さんたちには、私の愚痴のオンパレードを3時間みっちり聞いてもらって、自分の一番汚い部分をさらけ出したので、そこからどんな楽曲が生まれるのか不安だったのですが、最終的に言いたかったことがギュッと詰め込まれたうえに、ライブで演奏していくことで自分の中での解釈が変えられるものになっていて。その時に思っている不満を当てはめた時に、全部がエネルギーに変換されて出力できる曲になった感じがしています。
ーこの曲では千石さんのラップや「ふざけんじゃねえよ」という凄みの効いたセリフもフィーチャーされていて、ライブでもものすごいエネルギーの放出を感じます。
千石 この曲をやるとすごく疲れるんです(笑)。ライブを重ねていくうちに、歌い終わった瞬間に憑き物が取れるような感覚が得られるようになって。きっとそこに何を込めたらいいのか自分の中でわかるようになったんだと思いますし、いろんな人がいろんな気持ちに当てはめてエネルギーに変えられる曲だと思います。
ー藤さんをモチーフにした「限界現実サバイブ天使」は、生きづらい毎日をハイテンションにサバイブする電波ソング調のアップナンバー。
藤 私は正直言って、自分の心の底から思っていることを話す時間が嫌だったんですよ(笑)。人は誰でも暗い部分を持っていると思うし、私は自分の中の暗い部分を見せるのがすごく苦手で、心の中のもう一人の自分が「うじうじするな! 気合いを入れろ!」と言っているタイプなんです。なので、みんな辛いことはあるだろうけど、それを表に出すのではなく「頑張ろうぜ!」というメッセージを伝える曲、どんな内容であれ明るくてポップに聴こえる曲にしてほしい、とお伝えして。
峰月 だったら大成功どころの話じゃないよね。ライブでめっちゃ盛り上がる曲だから。
藤 それと私は漫画家なので、漫画家に限らず映像クリエイターやYouTuber、TikToker、今の時代のクリエイターの方たちに共感してもらえる要素を入れていただきました。その意味では私の心情をすごく吐露したわけではなくて、どちらかと言うと普段の仕事のスタンスや社会的な話を聞いてもらったうえで出来た曲で、私の中では「上を向いて頑張ろうぜ!」という気合いの精神と、クリエイティブな人の気持ちに寄り添う要素の入った楽曲という印象です。私自身の思想は入っているけど、その気合いの下にあるものは出してなくて。
藤 そこは都子ちゃんっぽいところだよね。普段の配信からもそういうスタンスが伝わってくるから。
仲町 きっと本当の自分、原型がないと生まれないものだから、その強い気持ちを感じると、向こう側にあるものが若干見えてくるような気がする。
ーそして峰月さんモチーフ曲は、ダークなダンスロックに乗せて空っぽな人形のようにすり減っていく気持ちを歌う「エンプティパペット」、シンガーソングライターのだてぃがさん提供のエモーショナルな「TRASH LIFE」の2曲が発表されています。
峰月 私も配信は元気を与える仕事だと思っているので暗い話は絶対にしたくないけど、音楽ではマイナスな部分、生々しい部分を伝えてみたいと思って。なおかつ最後は救われるような曲にしたいとお話ししたら、「2曲目で救われる形にしよう」ということになって、1曲目の「エンプティパペット」は未解決事件みたいになってしまいました(笑)。
ーたしかに「エンプティパペット」はあまり救いが無いまま終わります。
峰月 過去の自分の人間不信、この世界にはウソつきしかいないと思っていた時のことをお話しして出来たのが「エンプティパペット」です。
ーそんな気持ちに救いの手を差し伸べたのが「TRASH LIFE」というわけですね。
峰月 「エンプティパペット」は仮面を被って生きることを決めた子が、結局救われずに終わるのですが、「TRASH LIFE」ではその傷つきまくった女の子が希望の光を見つけて前に進んで行く。私の中でその光はゆめみたなんです。苦しさや生々しさが強い1曲目と、明るさを取り戻す2曲目。自分自身の”過去”と”未来”を描いたような2曲になっています。「TRASH LIFE」はMVの企画から監督まで自分で担当させていただいて。撮影も自分でやったんですけど、河川敷で走りながら撮ったのでブレブレの映像になりました(笑)。
仲町 それが躍動感があっていいんだよ(笑)。
2025年2月16日、東京・Zepp Shinjukuで開催された夢限大みゅーたいぷ 2nd LIVE「でぃすかばりー☆じゃーにー」
©BanG Dream! Project/Photo by なかむらうるは
「✞animaるパーティ✞開催中✞」は思想活動です(笑)
ーそして堀江晶太さんが詞曲を含めて書き下ろしたのが、圧倒的なテンション感で迫る「✞animaるパーティ✞開催中✞」。宮永さんのモチーフ曲です。
宮永 もともとは私か都子ちゃんの楽曲が”アニマル曲”になるという話をプロデューサーから伝えられていて……。
ーアニマル曲というのは?
藤 ゆめみたはメンバー全員、動物の耳っぽい飾りを付けているので、かわいいなあと思って、私がメンバーをモチーフにしたアニマルの絵を趣味で描いてみたんです。
宮永 それがかわいいので、せっかくならスタンプとか出したいよね、という話になって。であれば”アニマル”の曲も欲しいということでした。それで「自分がアニマル曲を歌うならどんな曲がいいかな?」と思って、周りにうまく馴染めなかった子がアニマル化してマスコットになることで周りから愛されてハッピー!みたいなイメージが浮かんで。私も学生時代に、おバカなキャラになったらみんなが好きになってくれた経験があったので、そのことを堀江さんにお話しした結果、世界にはいろんな目があるけど自分の中のアニマルというか本能に従っちゃえ!みたいな曲になりました。
ー一聴するとユーモラスな世界観ですが、「自分らしく生きればいいじゃん!」というメッセージが込められていますよね。
宮永 そうなんです。私自身、自分を型にハメてしまうところがあって、「社会的にはこれは良くないよね」とか「これはやったほうがいいよね」ということをすごく気にして、結局何もできなくなることが多くて。でも、人生は一回きりだから、やりたいことは絶対にやったほうがいい。私も声優になりたいという夢をずっと親に言えなかったけど、打ち明けたら楽しい世界が待っていた。だからみんなにもやりたいことをやって生きて欲しいんです。強要するつもりはないけど、この曲を聴いてそういう考えが広まったらいいなと思うし、配信でもその精神を広げようと思ってやっているので……だから、この曲は思想活動です(笑)。
ーいいですね(笑)。そして同じく堀江さんが制作した仲町さんのモチーフ曲「コハク」は、仲町さん本人が作詞に参加しています。
仲町 ここまでの話を聞いてもわかりますけど、やっぱり人はいろんな人生を歩んできていると思うんですよ(笑)。ボクはバンドのボーカルなので、みんなの気持ちの代弁者になるために、ヒアリングの場にもなるべく参加して、楽曲が完成していく過程も身近で見ていたのですが、その中で「自分には何もないな」と思って。かつて何かがあったような記憶もあるけど、それに捉われたままでは前に進めないので、ボクはそれを捨ててきた。そうしたら本当の自分がわからなくなってしまったんです。こんなにも個性溢れるメンバーの中にいると、自分には何もないことが浮き彫りになってしまう。その焦燥感を堀江さんにお話ししたら、「何もないのであれば、ここから何にでもなれる」というひと言をいただいて、「そうか」とすごく腑に落ちたんです。だから「コハク」は、自分のエネルギーが放出されて昇華されるのとは逆で、どんどん溜まっていく、どんどん色が混ざっていく曲という感じがしていて。
ーなるほど。
仲町 自分みたいに何もないことに悩んでいる人は結構多いと思うんですよ。でも、それはたくさんの可能性を秘めていていいことなんだよ、とボクも言ってあげたくなって。だからこれは”願い”の曲だと思います。自分をこうしていきたい、こうなってほしい、というのが近いのかな。その意味ではボクも思想が強いのかもしれない(笑)。
藤 ゆめみたには思想家しかいない(笑)。
ーメンバーそれぞれの感情や経験、楽曲制作やクリエイティブにも積極的に関わる姿勢、コンテンツのキャラクターとしての在り方、それらを煮詰めて凝縮したハイカロリーな楽曲。あらゆる要素がカオティックに混ざり合ったのが、ゆめみたの音楽なのかもしれないですね。
藤 ”カオス”という概念はバンド練習でもよく出てくる言葉なんです。今までのお話を聞けばわかると思いますけど、5人それぞれ個性がバラバラなので、もちろん足並みを揃えないと本当のカオスになって空中分解しますけど、そうではなく、みんなの意志を統合したうえで、その上の段階としてそれぞれが個性をちゃんと出してカオスを出す方向性に行こうと、ライブの見せ方を含めて模索していて。
仲町 まさにその模索中であること、変わり続けていくことが、一番のゆめみたらしさなのかもしれないね。バーチャルとリアルは絶対に交わることがないのに、それを題材にしていること自体が矛盾だし、矛盾していることが魅力なのかもしれない。均衡している混沌、みたいなね。
藤 うんうん。カオス自体もずっと動きがあってもじゃもじゃしているイメージだしね。
千石 みんなで話している時に”カオスの淵”という単語も出てきたよね。「カオスそのものというよりも、カオスの淵をどう表現するか?」みたいなことをバンド練習とかですることがあって。
仲町 矛盾をどう混ぜていくのか、みたいなところだもんね。
藤 そうそう、矛盾したままだけど成立しているっていう。それはゆめみたらしいし、目指す方向性としてすごくいいと思う。
峰月 私はゆめみたってビュッフェみたいだなと思っていて。楽曲も”明るい””元気””病み””尖っている”とかいろいろな感情が混ざり合っていて、メンバーもできることがみんな違う。だからステーキからコロッケまでいろんな食べ物が並んでいる感じがして……メンバーを食べ物で例えるのもアレだけど(笑)。
ー食べることが好きな峰月さんらしい例えですね(笑)。最後に今後の展望、バーチャルとリアルを股にかけて活動する中で、どのようにゆめみたを広げていきたいかを聞きたいです。
宮永 あらゆる境界を超えていきたいですよね、やっぱり。
千石 配信では海外の方からコメントをいただくことも多いですし、動画を切り抜いて、翻訳して、字幕を付けて広めてくださる方もいて。リアルイベントやお渡し会にも海外から結構な数の人が来てくれてすごくびっくりしました。その意味では現場だけでなく動画だからこそ届くものもあるし、いろんなところに届けられる強みがあることを改めて感じたので、もっとたくさんの人たちに届けたい、よね?
一同 うん。
ー自分たちで可能性は感じている?
千石 ポテンシャルは感じています。ここから伝えたいものがたくさんあるので、さらに広げていきたいです。
藤 音楽自体、言語の壁が薄いものだと思いますし、そもそも私たちは国の境をあまり感じないバーチャルが土台にあるので、私個人としてはそもそも日本国内だけみたいな区切りは最初から設けていなくて。バーチャルを打ち出している時点で全世界に向けてやっているので。
仲町 そこはボクたちの強みだよね。そもそも世界がホームだったっていう(笑)。
藤 インターネットが繋がっている限りどこでも楽しめるので。ただ、リアルライブは現地での体験になるので、いつか海外でもライブができるといいよね。
ー今後もゆめみたの音楽や思想を、世界に向けて発信していただければと思います。
宮永 思想家になっちゃった、ヤバい!
千石 テーマは”思想とカオスの淵”だね(笑)。
Photo by Mitsuru Nishimura
夢限大みゅーたいぷ
バンドリ!プロジェクトの新バンドとして、2022年7月に一般公募オーディションを実施。2023年11月9日にデビュー。メンバーは仲町あられ・宮永ののか・峰月律・藤都子・千石ユノの5名。リアルライブを中心としたバンド活動の他、YouTube等の配信プラットフォームを用いてそれぞれが配信や動画投稿などを日々行なっている。2024年12月にリリースした夢限大みゅーたいぷ 1st Single「コミュ着火Fire!」はオリコンデイリーシングルランキング5位を記録した。
夢限大みゅーたいぷ
2nd Single「Hi-Vision」
ブシロードミュージック
発売中
夢限大みゅーたいぷ
対バンライブ「えんかうんた~」
Vol.2 5月31日(土) 出演:棗いつき・熊乃ベアトリーチェ
Vol.3 6月28日(土) 出演:ナナヲアカリ
Vol.4 7月13日(日) 出演:NANIMONO
会場:GARDEN 新木場 FACTORY
夢限大みゅーたいぷ 4th LIVE「アンロック・ザ・フューチャー」
9月7日(日) 東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN
https://bang-dream.com/events/yumemita_4th