ヤマハ発動機が「MTシリーズ」の世界観をリアルに味わえるイベント「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」を開催した。夜のバイクイベント開催は珍しいが、現地では何が起こっていたのか。約650人が集結したMTシリーズの祭典に潜入してきた。

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子

    ヤマハが昨年に引き続き「シティサーキット東京ベイ」(東京都江東区)で開催した「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」(開催日:5月10日)

ナイトミーティング開催の狙いは?

「The Dark side of Japan Night Meeting」の開催は今年で2回目。「MT-09」の誕生10周年を記念して初開催した昨年のイベントには総勢700人のファンが駆けつけた。その盛況も後押しとなり、2度目の開催の運びとなった。

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • 時計の針が開場時刻の18時を指すと、MTオーナーらが続々と駆けつける。屋外コースに用意された駐輪スペースはみるみるうちに埋まっていった

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子

    夜の帳が下りた頃には、会場はMTシリーズをはじめとするヤマハ車でぎっしり。本ミーティングはMTシリーズがグローバル展開する世界観「Dark side of Japan」をテーマとしているが、MTオーナーだけでなくMTファン、ヤマハファンの参加もOKとなっていた

イベントの大きな特徴は、メーカー主催としては珍しい「ナイトミーティング」であること。「Dark side of Japan」(以下DSOJ)が「日本の夜」を意味しているということが、夜開催の大きな理由となっているに違いない。

では、ナイト開催ならではのメリットとは何か。

例えば来場者は、来場時や帰宅時に夜の街を走行しなければならないが、「MTシリーズ」のPVでも表現されているように、これ自体がすでにバイクの世界観そのものといえる。つまり、ナイト開催にすることで、ミーティング会場はもちろん、ミーティングに出かける瞬間から帰宅するまでの全ての時間が、MTシリーズの世界観に触れるユーザーエクスペリエンスとなる。この点は、ヤマハも当然狙っているはずだ。

メイン会場の屋内コースはMTシリーズの魅力が凝縮

そんな「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の会場となったシティサーキット東京ベイには、どんな催しが用意されていたのか。紹介していきたい。

メイン会場となったのは屋内コースだ。ここにはMTシリーズの車両展示コーナーや物販コーナーが用意された。

フロア中央には、排気量順に円を描いて配置された5台のMTシリーズが。間近でじっくりと車体を見たり、実際にまたがってライディングポジションを確認したりすることができた。

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
  • 写真左から「MT-10」「MT-09」「MT-07」

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • 写真左から「MT-25」「MT-125」

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • 思い思いにMTシリーズの乗り心地を確認する参加者たち。女性や家族連れ、比較的若い世代の来場者が多かったのも印象的だった

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • バリエーションモデルとしてラインアップに加わった「MT-07 Y-AMT カスタム」やアクセサリーを装着した「MT-03 Touring」なども展示。会場はMTシリーズの魅力がギュッと凝縮された空間になっていた

多くの来場者が関心を寄せていたのが、物販コーナーに用意されたオリジナルグッズだ。昨年は開始1時間も経たないうちに完売したというファン注目のアイテムだが、今回はキャップとTシャツというラインアップだった。

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • 「DSOJキャップ」(4,400円/写真左)と「オリジナルビッグシルエットTシャツ」(5,500円/写真右)

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子

    数量限定のオリジナルグッズを求めるファンが長蛇の列をなしていた

今回、ヤマハが最も力を入れていたのがプロジェクションマッピングだ。ロゴや文字、模様でDSOJを表現したプロジェクションマッピングが投影されたフロアは雰囲気満点。来場者をあっという間にDSOJの世界観へと引き込んでいった。

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • フロア全体に投影されたプロジェクションマッピングで日本のダークサイドというDSOJの世界観を具現化

ミーティングの華といえばバイク好き同士のバイク談義

屋外コースでは、気になるバイクの前にヤマハオーナーたちが集まり、バイク談義で盛り上がる姿が多く確認できた。こうしたバイク好き同士の交流もミーティングの魅力のひとつだ。

  • ヤマハ「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」の様子
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  • 尽きることのないバイク談義で交流を楽しむ参加者たち

天気が心配された中、約650人が駆け付けた今回の「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」。ヤマハファンの熱気に包まれた会場をみれば、次回の開催にも期待できる。第3回の開催が決まった暁には、ぜひ会場に足を運んで、ヤマハオーナーたちの熱気とDSOJの世界観を直接体感してほしい。