小田急箱根は、ライトアップされたあじさいの中を走る観光列車「夜のあじさい号」を2025年も箱根湯本~強羅間で運行すると発表した。運行期間は6月14日から6月30日までの17日間とされている。
期間中の登山電車は、車窓に触れるほどに咲き誇る約7,000株のあじさいの中を進むことから「あじさい電車」の愛称で親しまれている。夜間にあじさいのライトアップを実施しており、光に照らされた幻想的な夜のあじさいを満喫する観光列車が「夜のあじさい号」となる。
今年の「夜のあじさい号」は、昨年11月にデビュー10周年を迎えた「アレグラ号」を使用。全席指定制となっており、あじさいの見どころで徐行や停車を繰り返しながら、ゆったりと沿線のあじさいを楽しめるという。
平日の「あじさい1号」は箱根湯本駅18時54分発・強羅駅19時54分着、「あじさい2号」は強羅駅20時17分発・箱根湯本駅21時5分着、土休日の「あじさい1号」は箱根湯本駅18時51分発・強羅駅19時44分着、「あじさい2号」は強羅駅20時15分発・箱根湯本駅21時4分着で運行。途中駅で乗降はできない。ライトアップ箇所で電車内の照明を落とし、徐行または停車するほか、強羅行は宮ノ下駅、箱根湯本行は塔ノ沢駅で記念撮影の時間を設定。お土産として「あじさい電車オリジナルうちわ」をプレゼントする。
座席料金(片道)は大人500円・小児250円(別途に乗車運賃が必要)。5月14日10時からインターネット発売サイトで座席券を販売する。詳細は観光情報サイト「箱根ナビ」で確認できる。
なお、沿線のあじさいのライトアップは6月13~30日に実施。ライトアップされたあじさいは定期列車からも見ることができる。