西宮市、尼崎市、阪急電鉄は10日、阪急神戸線の武庫之荘~西宮北口間に新駅を設置する事業に着手したと発表した。2031年度末の開業をめざすとしている。
新駅は武庫之荘駅から約1.6km、西宮北口駅から約1.7kmの武庫川橋梁上に設置される。8両編成に対応する上下線各ホーム2面を設け、西宮市側と尼崎市側にそれぞれ改札口を設置する。駅舎施設や自転車駐車場なども整備する予定だという。
整備費は約86億円。西宮市、尼崎市、阪急電鉄の3者がそれぞれ3分の1ずつ負担する。なお、両市の負担分には国庫補助の活用が予定されている。事業の施行者は阪急電鉄が担う。
今年度から詳細設計に着手し、鉄道事業法にもとづく事業基本計画の変更や鉄道施設の変更など、工事着手に向けた各種手続きを進める。2026年度から本格的な工事を予定している。