――幅広く活動されていますが、特にやりがいを感じる瞬間を教えてください。
3月23日に25周年ライブの追加公演が終わったばかりなのですが、ステージに立っているときは楽しくもあり、しんどくもありという感じで、年齢も重ねているので体的になかなかハードなことをやっているんですよね。なので、ステージに立っているときに「しんどい!」と思うこともありますが、ライブ後にファンの皆さんの感想だったり、自分の中で設定していた合格点にいけたなと思うと、やってよかったなと思うので、ライブのやりがいが一番大きいのかなと思います。
――自分の中で合格点を設けているんですね。
ソロになってから、ライブのときもテレビで歌うときも、「自分はここまでできるよね」という合格点を設けてしまって。なので毎回緊張します。
――25周年ライブだとどこを合格点にしていたのでしょうか。
ライブに来てくれた方々がどう思うかというのも含まれているので、ファンの皆さんの感想を見たり、ライブの映像を振り返って、例えば歌のテクニックなど、ここまでできればいいでしょというのがあって、トータルでという感じです。
――その合格点はどんどん高くなっていますか?
次はもっとできるでしょという風になるので、どんどんハードルが上がっている気がします。
――歌手としての今後はどういう風になっていきたいと思い描いていますか?
踊ると歌に集中できないので、本当は踊りたくないんです(笑)。でも、歌って踊る私が見たいとファンの方たちが言うので、少なくとも体が動けるようにしないといけないなと思い、2カ月ぐらい前から筋トレとか自宅でできるトレーニングを始めました。そうしたらライブでファンの子が「前のライブのときよりも脚が引き締まっている」と言ってくれて、「やった!」って。コツコツできることを続けようと思います。
――2カ月前まではあまり運動されてなかったのでしょうか。
全く運動していませんでした。ジムにも行かないし、家でも運動しないし、時間があるときはゲームをしたり、ドラマを見たりしていて(笑)
――2カ月で変化があったということは、これからさらに期待できそうですね。
はい! 自分の進化に期待しています(笑)
――何歳頃まで歌って踊れたらいいなと思いますか?
わからないですけど、歌は何歳になっても歌えるようにしたいなと。年齢が上がっていくと声帯が衰えてキーが出なくなるということもあると思うので、日々ケアしていこうと思います。
――踊りに関してはいかがでしょうか。
小林幸子さん(71)が昨年60周年を迎えられて、「私はまだ25周年か!」と思ったんです。幸子さんは今でも歌を歌っているなと思うと、幸子さんぐらいの年になるまで私もできるよなって(笑)。すごく刺激をもらいました。