秀作ぞろいだった冬アニメも次々とクライマックスを迎え、あっという間に2025年春アニメの放送開始が迫ってきました。この春も、人気シリーズの最新作や待望の続編、まさかの再アニメ化など注目作が目白押し。どれを見たら良いのだろう…? と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「2025年春アニメ」で最も期待している作品を、マイナビニュース会員325人に聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。

2025年春アニメ期待度ランキング

期待している「2025年春アニメ」をマイナビニュース会員325人に聞きました。

  • 1位:機動戦士Gundam GQuuuuuuX(13.8%)
  • 2位:謎解きはディナーのあとで(8.6%)
  • 3位:ウマ娘 シンデレラグレイ(8.3%)
  • 4位:ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ(5.5%)
  • 5位:片田舎のおっさん、剣聖になる(4.9%)
  • 6位:炎炎ノ消防隊 参ノ章(3.4%)
  • 7位:増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GO(3.1%)
  • 8位:九龍ジェネリックロマンス(2.5%)
  • 8位:黒執事 -緑の魔女編-(2.5%)
  • 8位:コウペンちゃん(2.5%)

次に上位10作品をアンケートのコメントと合わせてご紹介します。

1位:機動戦士Gundam GQuuuuuuX(13.8%)

「2025年春アニメ」の期待度ナンバーワンを獲得したのは、4月8日より日本テレビ系列ほかで放送予定の「ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』でした。

同作は「ガンダム」シリーズを手掛けるサンライズと、「エヴァンゲリオン」シリーズを手掛けるスタジオカラーが初めて共同制作したもの。宇宙に浮かぶスペースコロニーで暮らす女子高生のアマテ・ユズリハが、少女ニャアンとの出会いをきっかけに、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれていく物語です。

主題歌に音楽家・イラストレーターの米津玄師、エンデイングテーマにホロライブプロダクション所属のVTuber・星街すいせいを起用。また、テレビシリーズに先駆け放映した劇場版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』は、公開66日間で興行収入32.9億円・動員200万人を記録するなど、放送前から話題が尽きません。

アンケートでは、「ガンダムシリーズが好き」というシリーズファンから「楽しみ」という声が多数寄せられています。また、「映画が面白かった」「ストーリーが気になる」といったコメントに加え、「カラーが製作するガンダムということだけで期待でいっぱい」「庵野秀明が関わっている話題作だから」など制作陣に言及する声も多く、シリーズ最新作への期待感がうかがえました。

ユーザーコメント

  • 水星の魔女以来のシリーズ最新作なので期待しています(40代男性)
  • 映画が面白かったから期待している。(40代男性)
  • カラーが製作するガンダムということだけで期待でいっぱいだから(40代男性)
  • ガンダムシリーズ最新作で庵野秀明が関わっている話題作だから(40代男性)
  • ガンダムの正史とは異なる時系列で展開されるストーリーに期待したい(40代男性)

2位:謎解きはディナーのあとで(8.6%)

2位には、4月4日よりフジテレビ系"ノイタミナ"で放送がスタートする『謎解きはディナーのあとで』がランクインしました。

同作は、これまでコミカライズ、テレビドラマ、映画、舞台とメディアミックスされてきた東川篤哉の同名人気小説をテレビアニメ化したもの。世界的に有名な「宝生グループ」のお嬢様にして、国立署の新米刑事・宝生麗子と、その相談相手であり、暴言すれすれの毒舌を放つ執事兼運転手の影山コンビが、鮮やかに事件の謎を解き明かしていく姿を描いたミステリー作品です。

アンケートでは、待望のテレビアニメ化に、原作や漫画を読んでいた人、ドラマを視聴していた人から「ドラマが好きだったので興味がある」「漫画も読んでいて、どんな作品になるのか楽しみ」などの期待の声が寄せられています。また、ストーリーについて「面白そう」「見応えがありそう」と言及するコメントも多く見られました。

ユーザーコメント

  • 元々原作から読んでいたので満を持しての展開に期待(40代男性)
  • ドラマが好きだったので興味があったから(40代女性)
  • 漫画も読んでいて、どんな作品になるのか楽しみ(40代男性)
  • ストーリーが面白そうなので(40代男性)

3位:ウマ娘 シンデレラグレイ(8.3%)

3位には、4月6日よりTBS系で放送がスタートする『ウマ娘 シンデレラグレイ』が登場。同作は、累計発行部数が650万部を突破した、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』発の同名コミカライズを原作としたアニメで、分割2クールで放送される予定です。

物語の舞台となるのは、寂れた地方のカサマツトレセン学園。そこに現れたウマ娘・オグリキャップを主人公に、圧倒的な走りであらゆる常識を覆し、のちに"怪物"と呼ばれる彼女の、青春"駆ける"シンデレラストーリーを描きます。

アンケートでは、「ウマ娘が好きだから」「ウマ娘のファンだから」というコメントが圧倒的でした。また、「前のシリーズが面白かったから期待している」という声や、「周りが盛り上がっているため気になっている」という声もあります。

ユーザーコメント

  • シリーズが好きで前作も楽しめたので。(40代男性)
  • 周りでグッズやゲームが盛り上がっているから(30代男性)
  • 競馬に少し興味があるのと、キャラデザが好みだから。(20代男性)
  • 競馬と萌えキャラを融合させた画期的な作品であり、競馬のイメージを大きく変えた作品である、最初のシリーズもよく見ていたし、ゲームで遊ぶこともある馴染み深い作品です。競馬をあまり知らなくても楽しめる内容になっていて、新作はより楽しくなっていると思う。新たなキャラクターの登場や新しい展開も楽しみです。よく考えられた作品で、今の時代あまりないアニメとも思います。(30代男性)

4位:ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ(5.5%)

4位には、4月6日よりフジテレビほかにて放送をスタートする、水木しげるの没後10年を記念した傑作選『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』がランクインしました。

1968年にアニメ第1期の放送を開始して以来、55年以上たった現在でも多くのファンに愛されている国民的アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』。同作では、過去に放送されたアニメ第1期〜第6期の中から、野沢雅子や戸田恵子、ウエンツ瑛士など、鬼太郎ゆかりの著名人がセレクションしたエピソードが放送されます。

アンケートでは「昔から大好き」「小さな頃から好きだった」「懐かしい気分か味わえる気がする」といった声が多く、昔からの視聴者が楽しみにしている様子が伝わってきました。さらに「タイトルが面白そう」「内容が面白そう」というコメントも寄せられています。

ユーザーコメント

  • 子供の頃からよくテレビで見ていたので(40代女性)
  • 幼少の頃から白黒の再放送含めて歴代作品を全て網羅してきたから。(40代男性)
  • 昔のなつかしい気分が味わえるような気がするからです。(40代男性)

5位:片田舎のおっさん、剣聖になる

5位には、4月5日よりテレビ朝日系で放送をスタートする『片田舎のおっさん、剣聖になる』が登場。原作は、佐賀崎しげるが「小説家になろう」にて連載していたライトノベル作品『片田舎のおっさん、剣聖になる ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』で、コミカライズ版やスピンオフ漫画なども連載されている人気作です。

主人公は、片田舎で道場を構えるしがない剣術師範の中年、ベリル・ガーデナント。本人は無自覚ながら"片田舎の剣聖"と称されるほどの剣の腕を持っており、王国騎士団長にまで出世した元弟子の1人によって、騎士団付きの特別指南役に推薦されたことから物語が始まります。

アンケートでは「原作が大好きだから楽しみ」という声や、「コミカライズ版が面白かったので期待している」という声が多数寄せられました。"おっさん"が活躍するストーリーなのも、興味が惹かれるポイントのようです。

ユーザーコメント

  • 原作を読んでいるから(40代男性)
  • コミカライズ版が面白いので期待している。(40代男性)
  • おっさんが活躍して面白そうだから。(20代女性)

6位:炎炎ノ消防隊 参ノ章(3.4%)

6位には、4月4日からMBS・TBS・BS-TBS "アニメイズム"枠ほかにて放送される『炎炎ノ消防隊 参ノ章』がランクインしました。同作は、『ソウルイーター』で知られる漫画家・大久保篤による同名漫画を原作としたダークファンタジー。2019年に第1期、2020年に第2期が放送されており、今回が待望の第3期になります。

最終章となる今回は、世界の大いなる秘密へと近づいた主人公・シンラたちが、彼らの奮闘に応え、大災害を阻止すべく1つとなった特殊消防隊とともに、世界を守るため最後の戦いを繰り広げます。

アンケートでは、過去シリーズを見てきた視聴者から「ずっと待っていた!」「続きが気になる!」という熱いコメントが寄せられていました。

ユーザーコメント

  • 過去シリーズが好きだから。(30代男性)
  • シリーズ通して全話見ていたので続きがきになる。(40代男性)
  • ずっと待ってた作品の続編だから(40代男性)

7位:増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GO(3.1%)

7位には、4月7日よりTOKYO MXほかで放送がスタートする『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GO』が選ばれました。

同作は、2024年に連載25周年を迎えたギャグ漫画『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』を15年ぶりにアニメ化したもの。聖徳太子役の前田剛、小野妹子役の竹本英史などおなじみのキャストはもちろんのこと、監督・アニメスタッフなども再集結し、増田こうすけが作り出すシュールな世界観を表現します。

アンケートでは、「まさか今やるとは…」という驚きの声が寄せられたほか、「昔見ていたから気になっている」「今でも昔の話を見ると面白いので」と、期待する声もあがっています。

ユーザーコメント

  • まさか今やるとは思っていなかったから(20代男性)
  • 昔見ていたので気になっています(30代男性)
  • 独特の絵とバカバカしいにも程があるストーリーがいい(40代男性)

8位:九龍ジェネリックロマンス(2.5%)

8位には、4月5日よりテレ東系列にて放送される『九龍ジェネリックロマンス』がランクインしました。原作は、『恋は雨上がりのように』などを手掛ける眉月じゅんの同名漫画で、怪しくも美しい「九龍城砦」にある不動産屋を舞台にしたミステリーラブロマンスです。

心惹かれている先輩社員・工藤発に、自分と全く同じ姿をした婚約者がいたことを知り、自らの記憶が失われていることに気づいた主人公・鯨井令子。止められない恋心や、過去・現在の時間軸が交錯する中で、謎が解き明かされていきます。

ユーザーコメント

  • 原作漫画をちょうど今読んでいるので(40代女性)
  • SNSで話題になっていたので気になっている(30代女性)
  • あらすじをみて興味をもったから。(20代男性)

8位:黒執事 -緑の魔女編-(2.5%)

同じく8位には、4月5日よりTOKYO MXほかで放送がスタートする『黒執事 -緑の魔女編-』がランクインしました。

同作は、全世界シリーズ累計3,600万部を超える、枢やなの同名人気漫画を原作としたアニメシリーズの最新作。名門貴族・ファントムハイヴ家の当主であるシエルと執事のセバスチャンが、足を踏み入れただけで呪い殺されるという"人狼(ヴェアヴォルフ)の森"の謎に挑みます。

ユーザーコメント

  • この前に入っていたアニメのラストが気になる終わり方だったから(30代女性)
  • 前作が面白かったから(40代女性)
  • ずっと追いかけてきた作品なので興味深い(40代男性)

8位:コウペンちゃん(2.5%)

さらに8位には、4月6日よりテレビ朝日にて放送をスタートする『コウペンちゃん』も選ばれました。

同作は、イラストレーター・るるてあが創作したペンギンのキャラクター「コウペンちゃん」を原案としたアニメ。すべてを肯定して褒めてくれる感激屋な「コウペンちゃん」や世界征服を夢見る「邪エナガさん」などのキャラクターが、優しくふわっと包みこんでくれるような物語を展開します。

ユーザーコメント

  • 好きなキャラクターだから(40代女性)
  • かわいくていやされるから。(20代女性)

まとめ:話題の春アニメを要チェック!

アンケートの結果、最も期待されているアニメに選ばれたのは『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』でした。「ガンダム」シリーズの最新作であることはもちろん、サンライズとスタジオカラーがタッグを組んだ作品というインパクト、先行上映した劇場版の評判、尽きない話題性などが重なって多くの人から支持を集めたようです。

また、2位の『謎解きはディナーのあとで』や3位の『ウマ娘 シンデレラグレイ』のように、メディアミックスが盛んに行われている作品のアニメ化に期待を寄せる声もあります。待望の続編となる『炎炎ノ消防隊 参ノ章』や『黒執事 -緑の魔女編-』には、過去作を楽しんできたファンからの熱いコメントが多数寄せられていました。

新作からシリーズ物まで、多種多様な作品がひしめく2025年の春アニメ。気になるものがあったら、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

調査時期: 2025年3月21日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計325人
調査方法:インターネットログイン式アンケート