ビジネスパーソンが“今読むべき本”を厳選し、要約してそのエッセンスを伝える「flier(フライヤー)」。最新のトレンドを学んだり、読みたい本を見つけたりするためのツールとして、累計123万人のユーザーに活用されています。

この記事では、flierを利用する意識の高いビジネスパーソンの中でも特に、20代~30代のユーザーが今、リアルに読んでいる本とその傾向を紹介します。同世代のビジネスパーソンは今、どんな本を読んでいるのでしょうか? なぜその本が選ばれたのでしょうか? 気になった本があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

「心地よい時間」が増えていく時間術

3月の1位は『時間デトックス』(吉武麻子、日本実業出版社)でした。

あらゆる時短テクニックを使っているのに相変わらず忙しく、常に時間に追われて気が休まらない……。そんな“タイパ疲れ”を感じている方にぜひ読んでいただきたいのが、本書『時間デトックス』です。

どれだけタイパ術を駆使しても「時間がない」と感じてしまうのは、予定を詰め込みすぎていることが原因。1日24時間の中にあれもこれもと盛り込みすぎて、心と体がパンクしてしまうのです。

その状態から抜け出すには、まず「やりたいこと」と「やるべきこと」を分けてみること。仕事のタスク、家事、趣味のスポーツ、動画視聴など、自分の行動を仕分けして、スケジュール帳に書き出します。それをもとに「やりたいことをやっている時間=心地よい時間」を増やしていくのです。

自分がゴキゲンになれる時間術、本書で学んでみませんか?

人前で話すことが怖くなくなる本

2位は、『なぜか好かれる「人前での話し方」』(岡本純子、東洋経済新報社)。「人前ではうまく話せない…」と悩んでいる方におすすめの一冊です。

人前での話し方で重要なのは、話の内容そのもの以上に「どう話すか」という点。話すスピード、声の大きさ、抑揚、間の取り方など、声にどれだけメリハリをつけられるかで、相手に与える印象は大きく変わります。

とはいえ、緊張しているときにそれらをすべてコントロールするのは難しいもの。そんな中でも取り入れやすいのが「間(ま)」です。たとえば、大事な言葉の前に2秒ほど間を取るだけで、その言葉がぐっと際立ちます。余裕があれば、その言葉に感情を込めてはっきり発音すると、より伝わりやすく、印象的な話し方になるでしょう。

プレゼンや会議での発言に苦手意識がある方は、読んてみてはいかがでしょうか。

仕事や暮らしが快適になるライフハック集

3位は『ライフハック100』(内藤誼人、総合法令出版)でした。

仕事や暮らし、人生に役立つ「ライフハック」。人気心理学者の内藤誼人さんが、海外の研究や論文にもとづいた100のライフハックを紹介します。その一部がこちら。

・悩み事は紙に書き出すとスッキリする
・記録をつけるだけで行動が変わる
・「モンスターハンター」をすると協調性を養える
・寄付をすると自分も幸福になれる
・鏡を見るとやる気が高まる
・説明は少しくどいくらいがちょうどいい
・不幸の考え方や行動次第で幸福に変わる

ぜひ本書を手に取って、他のハックもチェックしてみてくださいね。

話題の書から、ビジネスと人生のヒントを得よう

今月は日々の暮らしを充実させたいマイナビ世代の姿が見えたランキングとなりました。 本の要約サービスflierには、他にも、ビジネススキルを磨きたいときや自分とじっくり向き合いたいときに役立つ書籍が多くそろっています。3月のランキングでは、『成果を上げるプレイングマネジャーは「これ」をやらない』(中尾隆一郎、フォレスト出版)、『脳が一生忘れないインプット術』(星友啓、あさ出版)、『うまく「聞ける人」と「聞けていない人」の習慣』(山本衣奈子、明日香出版社)、『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(越川慎司、クロスメディア・パブリッシング)などがベスト10にランクインしました。

来月はどのような本が注目を集めるのか、楽しみにしていただければ幸いです。