フジテレビの動画配信サービス・FODでは、2022年に19歳という若さで突然この世を去ったYOSHIさんのトリビュートドキュメンタリー『令和のロックスター』を、5月15日0時から配信。これに先駆け、東京・ラフォーレミュージアム原宿で企画展『令和のロックスター』が4月26日から5月11日まで開催される。

  • 『令和のロックスター』(C)TOYOHIRO MATSUSHIMA

今回のドキュメンタリーには、YOSHIさんの未公開映像のほか、親交のあった人々のインタビューが収録されており、YOSHIさんが本当に伝えたかったメッセージや、彼の知られざる一面が、ふんだんに散りばめられている作品に。身近にいた人々の言葉からも、YOSHIという人間がどのような心持ちで毎日を大切に生きていたのかを深く実感できるという。

企画展は、「一度きりの人生、悔いがないように」と口にしていた彼の功績に迫るもの。ドキュメンタリー映像のダイジェストのほか、YOSHIさんの描き溜めたアート作品や愛用品の数々を、彼のルーツでもある原宿で公開される。

  • YOSHIさんが東京国際映画祭で身につけていたオリジナルのネックレス

  • YOSHIさんが音楽活動の為に準備していたマスク

  • YOSHさんIがペイントアートを加えたスニーカー

コメントは、以下の通り。

■大森立嗣(映画監督)

「YOSHIを知らない人に、YOSHIを知ってほしい。YOSHIを知っている人に、YOSHIを思い出してほしい。僕が思うのはそれだけです」

■田中杏子(Numero TOKYO 統括編集長)

「彗星の如く現れ、有り余るエネルギーを開花させようと一生懸命生きていたロックスター魂のYOSHI。慣例による縦社会をひっくり返す勢いと、世の中の“当たり前”に抗い続けた勇気ある姿に触発された大人はたくさんいたはずです。もちろん私もその一人。自由奔放に生きているようで、自分の居場所を探し続けていた彼が見つけた最後の居場所“ホンモノのロックスター”。そこに辿り着く一歩手前で散ってしまった才能溢れるYOSHIの短い人生を、どうか覚えておいてほしい」

■仲野太賀(俳優)

「出会いから、さようならまで。あいつはずっと規格外だった。自分が何者かをどれだけデカい声で叫べるか、そんなことを今でもYOSHIから教わってる気がする」

■Matt Cab(音楽プロデューサー)

「私がYOSHIと一緒に仕事を始めたとき、彼の音楽性とアーティストとしてのキャリアを発展させるのが私の役目だった。まさか私の方が彼から学ぶことになるとは思ってもみなかった。彼の純粋で真にクリエイティブな精神とユニークな世界観は、今日まで私の心に残っている。彼と知り合えたことを感謝し、光栄に思っていると共に、人々が彼の芸術と人生から何かを見つけてくれることを願っている」

【編集部MEMO】
YOSHIさんは、YOSHIKIがプロデューサーを務めるオーディション番組『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』でバンドメンバーに合格し、デビューに向けて準備していたが、2022年11月に交通事故で急逝した。