お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が22日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を更新。お笑い芸人の今田耕司に感銘を受けたエピソードを披露した。

「自分が何の楽器を担当してるのか」を考える

又吉直樹

自分のポジションについて、「オーケストラというか。でっかいバンドで、自分が何の楽器を担当してるのかを考えると、結構わかりやすい」と説明した又吉。例えば、自身は、主旋律を担う楽器ではなく、ドラだと評し、「1曲の中でドラなんて1回ぐらい。そのタイミングをずっと待ってる(笑)。鳴らしても3回」「ここだ! っていうときにドーンって。そのタイミングだけ外したくないみたいなイメージ」だと語った。

あるとき、今田にこの話をしたところ、「そうかもな~」と納得しながら、「ドーンは3回かもしれんけど、シンバルだってずっとシャンシャンシャンシャンって。ドラやったらドンドンドンドンって。俺やったら、小さい音でずっと鳴らすかな」と返されたそう。又吉は、「なるほど! って思って。自分が思ってたやり方というか、想像してたイメージの中に、まだやれることがあったかもって」と、今田の言葉に感銘を受けたことを明かした。

「楽器は変えへんけど、鳴らしてないときの過ごし方が。小さく鳴らすっていうのが、めっちゃすごいなと思った。その発想はなかった」と、今田に感心しきりの又吉。最後は、「俺みたいなタイプの人間は多いと思う。みんなの前で発言せえへん、学校でもあんま目立ってなかったみたいな」と話しつつ、「3回にすべてをかけるタイプの人間でも、それ以外の無の時間を無駄にしないっていうのが、結構ハッとした」と語って締めくくっていた。

【編集部MEMO】
又吉直樹は、2020年6月にYouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を開設。後輩たちを巻き込んだ企画や妄想解釈、作品レビューなどが好評で、チャンネル登録者数は49万人、累計再生数は8,000万回を超えている。