愛知県出身の俳優・赤楚衛二は、「赤楚衛」の名で芸能活動を始め、名古屋のボーイズグループ「IKEMEN☆NAGOYA」のメンバーとして活躍した後、小栗旬や綾野剛を擁するトライストーンに所属。2015年に芸名を「赤楚衛二」に改め俳優業を本格的にスタートすると、2017年に『仮面ライダービルド』の万丈龍我(仮面ライダークローズ)役に抜擢され注目を集めました。

2020年には「チェリまほ」こと『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で大ブレイク。その後も話題作への出演が続き、今年1月に公開された主演映画『366日』は、興行収入20億円を突破するヒットを記録しています。

今回は、そんな大注目の若手俳優の1人である赤楚衛二が出演した「最も好きなドラマ」を、マイナビニュース会員224人に聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。

俳優・赤楚衛二が出演したドラマランキング

俳優・赤楚衛二が出演した「好きなドラマ」をマイナビニュース会員224人に聞きました。

  • 1位:仮面ライダービルド(12.9%)
  • 2位:連続テレビ小説 舞いあがれ!(9.8%)
  • 2位:相続探偵(9.8%)
  • 4位:彼女はキレイだった(8%)
  • 5位:30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(6.7%)
  • 6位:こっち向いてよ向井くん(6.3%)
  • 7位:風間公親-教場0-(5.4%)
  • 8位:科捜研の女 season19(4.9%)
  • 9位:ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と(4.9%)
  • 10位:模倣犯(3.6%)
  • 10位:映像研には手を出すな!(3.6%)
  • 10位:Re:リベンジ-欲望の果てに-(3.6%)

また、1位から10位までをアンケートのコメントと合わせてご紹介します。

1位:仮面ライダービルド(12.9%)

1位に選ばれたのは、2017年にテレビ朝日系列で放送された、平成仮面ライダーシリーズ19作目『仮面ライダービルド』でした。同作は、主人公が変身ベルト「ビルドドライバー」と多種多様な「フルボトル」を駆使し、人類の自由と平和のために謎の怪人・スマッシュに立ち向かう物語です。

赤楚が演じたのは、主人公・桐生戦兎(犬飼貴丈)の相棒である元格闘家の青年・万丈龍我(仮面ライダークローズ)。葛城巧殺害事件の犯人として逮捕された後、ファウストのアジトから逃亡したところを戦兎に助けられ、彼の正義に対する信念に感化されて共に戦う決意をしました。真っ直ぐな心を持った熱血漢ですが、恋人の治療費を稼ぐために八百長試合を行い永久追放となった過去があります。

アンケートでは、「かっこよかった」「爽やかな感じが良かった」などイケメンっぷりを称賛する声と同じくらい、「迫力があった」「役づくりが良かった」など演技力の高さを挙げる声が寄せられており、両方を兼ね備えた赤楚の魅力がいかんなく発揮された作品だったことが分かります

ユーザーコメント

  • 若手で出てきたばかりで印象に残っているから(30代男性)
  • スマートなイケメン顔で子供だけでなく男女からの人気も高い俳優さんだと思います、仮面ライダーシリーズに出るだけの演出力、演技、迫力をもっている人だと思う。劇中での熱血的、男気のある演出が大変良いと思いました。顔に似合わずパワフルな面があるのもいいと思う、ヒーローものに結構相性がいい人と感じます(30代男性)
  • 観ていたし、子供向けの仮面ライダーとは思えないぐらい、キャラクター性もしっかりしていたから。(30代男性)
  • ライダークローズを演じた本格デビュー作が最も魅力的。髪を染めて挑むなど、影のある逃亡者の役づくりが良かった。(40代男性)
  • ここが出世作と思ってる(30代男性)

2位:連続テレビ小説 舞いあがれ!(9.8%)

2位は、2022年から放送されたNHK「連続テレビ小説」の第107作『舞いあがれ!』でした。同作は、ものづくりの街・東大阪と、自然豊かな長崎の五島列島を舞台に、「空を飛ぶ」という夢を抱いたヒロインが、多くの仲間と助け合いながら奮闘する姿を描いた物語です。

赤楚が演じたのは、岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の息子で、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の幼なじみである梅津貴司。優しい心を持った好青年で、"普通"に馴染めず生きづらさに思い悩んでいました。子どもの頃から文学に親しんでおり、後に歌人として活躍します。

アンケートでは「朝ドラきっかけで知った」という声が非常に多く、赤楚が広く知られるきっかけになった作品の1つであることが分かりました。また、キャラクターの繊細な一面をしっかり演じていたことにも評価が寄せられています。

ユーザーコメント

  • 朝ドラで初めて知りました。素敵な俳優ですね。(40代女性)
  • 繊細な役に合っていた(40代女性)
  • 朝ドラが好きで印象に残ったから(40代男性)

2位:相続探偵(9.8%)

同じく2位には、2025年1月より日本テレビ系列にて放送されたドラマ『相続探偵』がランクイン。同作は、原作・西荻弓絵、作画・幾田羊による同名漫画を実写化したもので、相続探偵である灰江七生が、個性豊かな仲間と共に相続にまつわる事件を解決する姿を描くヒューマンミステリーです。

赤楚が演じた七生は、このドラマの主人公。元エリート弁護士でありながら訳アリの過去を持つ遺産相続専門の探偵で、くせ者ですが非常に頭が切れ、難解な問題も鮮やかに解決していきます。

アンケートでは、これまで演じてきた役柄とは違う、個性的なキャラクターを見事に演じていたことに「感心した」「演技が魅力的」などの声が寄せられていました。また、今年1月に放送をスタートした作品のため、印象に残っていた人も多かったようです。

ユーザーコメント

  • ビジュアルが原作に近いと思ったので。(40代女性)
  • 前回観ていたリベンジとは役柄もガラッと変わり演技も上手だと思います。(40代女性)
  • 今までとは違うキャラ設定でおちゃらけキャラも演技がうまくて感心した。(40代男性)

4位:彼女はキレイだった(8%)

続いて4位には、2021年にフジテレビ系列で放送されたドラマ『彼女はキレイだった』がランクインしました。同作は、太っちょの少年からイケメンエリートになった長谷部宗介(中島健人)と、優等生の美少女から無職の残念女子になった佐藤愛(小芝風花)という、真逆に成長した2人の"すれ違う初恋"を描くラブ・ストーリーです。

赤楚が演じたのは、物語の舞台となるファッション雑誌「ザ・モスト」の編集部員である樋口拓也。明るい性格で編集部のムードメーカー的な存在ですが、いつも飄々としており、どこか掴みどころのないキャラクターです。

アンケートでは、「キャラに合っていた」「役にはまっていた」という声が多く、赤楚がキャラクターの魅力をしっかりと引き出していたことが分かりました。また「いつも楽しそうで、誠実な方だと思った」というコメントも寄せられています。

ユーザーコメント

  • 魅力的な役柄を演じていました(40代男性)
  • 主人公に恋する人物を演じており、いつも楽しそうで誠実な方だと思ったから。(20代女性)
  • 良い役をしていた。役にはまっていたと思う(30代男性)

5位:30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(6.7%)

5位には、2020年にテレビ東京系で放送されたドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が選ばれました。豊田悠による同名漫画を実写化した同作は、冴えない30歳のサラリーマンである主人公と、社内随一のイケメンで仕事もできる同期の関係を、「心の声」を通して繊細かつコミカルに描いたラブコメディです。

この作品がドラマ初主演となった赤楚が演じたのは、童貞のまま30歳を迎えたことで「触れた人の心が読める魔法」を手に入れたサラリーマンの安達清。彼はひょんなことから同性の同期・黒沢優一(町田啓太)の心を読んでしまい、その心の中が自分への恋心でいっぱいなことに戸惑うことになります。

アンケートでは、「顔も演技も可愛かった」「さわやかで良かった」「この作品で知ってファンになった」など絶賛されており、多くの視聴者の心を奪ったことが分かりました。また、町田啓太との恋愛模様、やり取りについても「キュンキュンした」「ほっこりした」といったコメントが寄せられています。

ユーザーコメント

  • とにかく顔も演技もかわいかった。(40代女性)
  • 町田啓太と赤楚くんの恋愛模様がキュンキュンして、本当に楽しいドラマだったから。(30代女性)
  • インパクトがあって面白かったから。(20代男性)

6位:こっち向いてよ向井くん(6.3%)

6位には、2023年に日本テレビ系列で放送されたドラマ『こっち向いてよ向井くん』がランクイン。ねむようこによる同名漫画を原作とした同作は、元カノへの未練を引きずり、気がつけば10年間彼女がいなかった主人公を中心に、男女の恋愛観のズレをリアルに描き出した物語です。

赤楚が演じたのは、主人公で都内のTシャツメーカーで働く会社員の向井悟。雰囲気も性格も良く、仕事もできるのに10年間彼女がいなかった彼は、「新しい恋をしてみよう」と決意しますが、どうしても恋愛に発展せず"恋の仕方の間違い探し"をする日々を過ごすことになります。

ユーザーコメント

  • ハンサムガイで作品自体も良き(40代男性)
  • 主演で印象に残っているから(30代男性)
  • 向井くん役がマッチしてかっこよかったから。(40代女性)

7位:風間公親-教場0-(5.4%)

7位には、2023年にフジテレビ開局65周年特別ドラマとして放送された『風間公親-教場0-』が選ばれました。同作は、長岡弘樹による警察小説『教場』を原作としたスペシャルドラマ『教場』シリーズを連ドラ化したもの。冷徹で最恐な教官・風間公親(木村拓哉)がいかにして誕生したのかに迫っています。

赤楚が演じたのは、刑事指導官の風間とバディを組む心優しい若手刑事・瓜原潤史。彼は地域課の警官として手柄を立てたことから、犯罪捜査を学ぶために"風間道場"への移動を命じられました。身なりに無頓着かつ緊張しやすい性格で、殺人事件の最前線で風間の厳しい指導を受ける環境にいつも胃を痛めています。

ユーザーコメント

  • 真っ直ぐさがイメージと重なるので(40代男性)
  • 演技がとても上手で、ドラマの世界に引き込まれたから。(40代男性)

8位:科捜研の女 season19(4.9%)

8位には、2019年から2020年にかけてテレビ朝日系列で放送されたドラマ『科捜研の女 season19』がランクイン。同作は、京都府警科学捜査研究所、通称“科捜研"の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心に、個性的な研究員たちが専門技術を武器に事件を解決する姿を描いたサスペンスドラマのシリーズです。

赤楚は、古着ショップの経営者・川上夏夫役で31話にゲスト出演。19年前、8歳の時に2人組の男に誘拐されたと訴える"記憶の中だけの誘拐事件"の被害者で、取り戻した断片的な記憶を頼りに真実を追い求めます。

ユーザーコメント

  • すごくりりしく良かったと思う(40代男性)
  • 登場人物に合っていたから(30代男性)

9位:ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と(4.9%)

第9位には、2023年にTBS系列で放送された、金子ありさ脚本の完全オリジナルドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』が登場しました。同作は、同じ電車にたまたま乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが、突如として送られた荒廃した世界で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描いた物語です。

赤楚が演じたのは、心根が真っすぐで男気のある若き消防士・白浜優斗。極限の状況下でもリーダーシップを発揮し、ひとりでも多くの命を助けようと奮闘する熱血漢で、常にマイペースな主人公・萱島直哉(山田裕貴)と、何かあるたびに対立してしまいます。

ユーザーコメント

  • 勇敢で正義感が強くてかっこよかった(40代女性)
  • 世界観がすごかった。演技がうまかった。(30代女性)

10位:模倣犯(3.6%)

10位には、2016年にテレビ東京系列で放送された『模倣犯』が選ばれました。同作は、宮部みゆきの同名小説を原作に、テレビ東京の本社移転を記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル第1弾として制作されたもの。ルポライター・前畑滋子(中谷美紀)を主人公に、多数の犠牲者を出した連続誘拐殺人事件の真相を追う人々の姿を描きました。赤楚は同作にテレビ局員役として出演しています。

ユーザーコメント

  • 迫力が大いにあったから(40代女性)
  • 良い演技だったから感情移入ができた(40代男性)

10位:映像研には手を出すな!(3.6%)

同じく10位には、2020年に放送された『映像研には手を出すな!』がランクイン。大童澄瞳の同名漫画を実写化した作品で、乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波をメインキャストに迎え、アニメーション制作を志す女子高生3人組の青春冒険譚を描いています。

実写映画の公開に先立ち、実写ドラマも制作された同作。赤楚は映画『映像研には手を出すな!』にて、映像研にロボットアニメの制作を依頼する"ロボット研究部"所属の小林を演じています。

ユーザーコメント

  • さりげない表情が良かった(40代男性)
  • 印象に残るキャラクターだったので(30代女性)

10位:Re:リベンジ-欲望の果てに-(3.6%)

さらに同じく10位には、2024年にフジテレビ系列で放送されたドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』がランクインしました。同作は、巨大病院の権力争いをきっかけに巻き起こる様々な事件によって、人々の野心や復讐心、欲望がむき出しになるリベンジサスペンスです。

フジテレビ系連続ドラマ初主演となった赤楚が演じるのは、日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」理事長の息子・天堂海斗。父親と仲たがいし医師ではなく週刊誌の記者として働いていた彼は、父親が事件に巻き込まれたことをきっかけに、巨大病院の権力争いと闘うことを決意します。

ユーザーコメント

  • 赤楚衛二の演技の幅の広さが見えたドラマだったから。(30代男性)
  • 役柄とすごく似合っていたからです(40代男性)

まとめ:注目の若手俳優・赤楚衛二の今後を要チェック!

これまで、『仮面ライダービルド』での熱血漢な元格闘家や、『連続テレビ小説 舞いあがれ!』での繊細な歌人、『相続探偵』でのくせ者な探偵など、多種多様な役柄を演じてきた赤楚衛二。今回のアンケートでも、「役柄にぴったりだった」「演技が上手かった」といった声がほぼ全ての作品に対し寄せられており、彼の演技力の高さや幅広さを感じる結果となりました。

今年3月に行われた第48回日本アカデミー賞では、『六人の嘘つきな大学生』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の2作品で新人俳優賞を受賞するなど、今後がますます楽しみな俳優・赤楚。キャリアを重ねた彼が、これからどんな活躍を見せるのかに要注目です。

調査時期: 2025年3月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計224人
調査方法:インターネットログイン式アンケート