日々の仕事に追われる中で、「もう少しコミュニケーション力があれば……」「残業を減らしつつ成果を上げる方法は?」「部下や後輩との関係性を改善したい」と感じることはないだろうか。

そんなときに頼りたいのが、時代を超えて読み継がれるビジネス書だ。名著にはキャリアを飛躍させるヒントが詰まっている。

  • デキる社会人は読んでいる! 「ビジネスパーソンが読んでおくべき名著5選」

そこで、今回は本の要約サービス「flier(フライヤー)」さんに『ビジネスパーソンが読んでおくべき名著』を5つ紹介してもらった。

1. 『1分で話せ』- 伊藤 羊一/SBクリエイティブ

  • 『1分で話せ』- 伊藤 羊一/SBクリエイティブ

本書は、スッキリ伝わり、相手を気持ちよく動かす「話し方」のテクニックを紹介した一冊。ビジネスの基本となる「結論から話すこと」はもちろん、あえて上司に「突っ込ませる」などの応用的なテクニックまで幅広く取り上げており、60万部のベストセラーとなっている。

プレゼンはもちろん、上司への報告・連絡・相談、取引先との商談など、幅広いシーンで使える「話し方」が指南されているという。ビジネスコミュニケーション力を身につけたい人が最初に読むべき名著だといえるだろう。

2. 『学びを結果に変える アウトプット大全』- 樺沢 紫苑/サンクチュアリ出版

  • 『学びを結果に変える アウトプット大全』- 樺沢 紫苑/サンクチュアリ出版

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2025」で「〈特別賞〉10年を彩るビジネス書」にも選ばれた、シリーズ100万部超のロングセラー。「大全」というタイトルの通り、さまざまなアウトプット(=話す、書く、行動する)の方法がまとめられているそう。

本書のメインメッセージは“自己成長はアウトプットの量に比例する"。あなたも、読書や動画学習などでインプットした学びをアウトプットする習慣をつけてみてはどうだろう。学びが定着し、ビジネスパーソンとして何倍も成長できるはずだ。

3. 『エッセンシャル思考』- グレッグ・マキューン/かんき出版

  • 『エッセンシャル思考』- グレッグ・マキューン/かんき出版

「最少の時間で成果を最大にする」というサブタイトルが印象的な本書。全米ベストセラーを邦訳したもので、日本国内だけでも50万部を突破しており、世界中のビジネスパーソンの生産性アップに役立ってきた一冊である。

本書をぜひ読んでほしいのは、大量の仕事にまじめに取り組み、同僚や取引先からも頼られている人。心身ともにヘルシーに仕事に取り組み、残業を減らしてプライベートも充実させるために、最少の時間で最大の成果を出す「エッセンシャル思考」をインストールしてはどうだろう。

4. 『部下をもったらいちばん最初に読む本』- 橋本 拓也/アチーブメント出版

  • 『部下をもったらいちばん最初に読む本』- 橋本 拓也/アチーブメント出版

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2025」で総合グランプリに選ばれた本書。マネジメントの基本から応用までがわかりやすくまとめられた、マネジャーの必読書だそう。

本書のテクニックを実践すれば、あなたの声かけが部下や後輩に響きやすくなり、相手との関係性がより良好なものになるだろう。「部下が自発的に動いてくれない」「後輩との間に壁がある」「自分一人で空回りしている気がする」と悩むマネジャーにぴったりだ。

5. 『人を動かす 改訂新装版』 - デール・カーネギー/創元社

  • 『人を動かす 改訂新装版』 - デール・カーネギー/創元社

邦訳版が500万部を突破している本書は、定番のビジネス書。少し難しそうにも見えるが、「人を動かす三原則」「人に好かれる六原則」「人を説得する十二原則」などとわかりやすくまとめられており、具体的なエピソードも豊富であるため、読みやすいという。

部下に仕事を頼む、上司から決裁をもらう、パートナーに家事を頼む、子どもに宿題をさせる、電車で知らない人に席を詰めてもらう……日常生活において、人を動かすシーンは多いもの。これ一冊読んでおけば、一生使えるコミュニケーションの基本が身につくだろう。


今回紹介してもらった多くの本が、時代を超えて読み継がれる名著ばかり。熟読すれば、あなたのビジネススキルを飛躍的に向上させてくれるだろう。