JR東日本は、秋葉原駅に等身大パネル32面を配置したデジタルサイネージエリア「AKIBA WARP(アキバワープ)」と、決済・レジ待ち・商品受取りの3つの購買時間を短縮したエキナカ商業施設「エキュート秋葉原」を4月7日にオープンすると発表した。
-
「Beyond Stations構想」における秋葉原駅1階位置平面図
「AKIBA WARP」と「エキュート秋葉原」は、秋葉原駅がモデル駅となっている「Beyond Stations構想」の一環でオープン。駅の役割を交通の拠点から暮らしのプラットフォームへ転換するねらいがある。「AKIBA WARP」は縦約1.8m・横約1mのデジタルサイネージを8本の柱に4面ずつ、計32面配置した「駅型イマーシブメディア」。多面体に囲まれた映像空間を通る体験を異世界へのワープに見立てた。躍動感のあるコンテンツを放映するほか、千代田区観光協会と連携して観光スポット紹介映像を放映し、地域の魅力を発信するとともに観光需要を喚起する。東京都のキャップ&トレード制度など活用し、CO2排出量を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用されるという。
「エキュート秋葉原」は、JR東日本管内のエキナカ商業施設で初めてオールキャッシュレス化を導入し、決済時間を短縮。モバイルオーダーを活用した「JRE MALL オーダー」や多機能ロッカー「マルチエキューブ」を通じてレジ待ちや商品受取の時間を短縮し、エキナカ購買体験の向上を図る。
-
「AKIBA WARP」は等身大パネル32面を配置
-
観光スポット紹介映像を放映(イメージ)
-
購買時間を短縮したエキナカ商業施設「エキュート秋葉原」が開業する
具体的には、4月中に一部店舗で「JRE MALL オーダー」の店頭受取サービスを開始し、事前注文・決済した商品を指定日時にスムーズに受け取ることができる。10月以降、「マルチエキューブ」を活用したロッカー受取りサービスを試験導入する予定だという。