秩父鉄道は、ダイヤ改正を2025年3月15日に実施すると発表した。急行列車の増発や普通列車の通し運転の拡大、列車間隔の均等化などを通じ、利用者の利便性向上を図る内容となっている。

  • 秩父鉄道が3月15日にダイヤ改正を実施

急行「秩父路」は平日ダイヤ、土曜・休日ダイヤともに1往復増発し、現行の2往復から3往復に増やす。平日ダイヤは夕方の通勤・通学時間帯に合わせ、影森駅19時40分発・熊谷駅20時44分着の上り「秩父路6号」、熊谷駅19時36分発・影森駅20時36分着の下り「秩父路5号」を追加する。

土曜・休日ダイヤも、夕方まで観光を楽しんだ後に利用できる列車として、影森駅15時54分発・熊谷駅16時55分着の上り「秩父路6号」、熊谷駅17時31分発・影森駅18時31分着の下り「秩父路5号」を追加。土曜・休日ダイヤの上り「秩父路4号」は三峰口発羽生行とし、従来より運転区間を伸ばす。上り「秩父路4号」は長瀞駅、下り「秩父路3号」は寄居駅でそれぞれSL列車に接続する。

平日ダイヤの日中時間帯、羽生~影森間で11~15時台の列車間隔をおおむね均等化し、これまでばらつきのあった列車間隔を改善する。土曜・休日ダイヤにおいて、西武秩父駅に到着する西武鉄道の特急列車から御花畑駅を発車する長瀞方面の列車への接続を改善する。

土曜・休日ダイヤにおける西武鉄道からの直通列車も変更。本数については現行と同じく長瀞行2本と西武秩父~三峰口間1往復とするが、長瀞行は西武鉄道の特急列車と横瀬駅で接続し、種別を急行から各駅停車に変更して運転。三峰口行は西武鉄道の特急列車と西武秩父駅で接続するよう改める。なお、ダイヤ改正後の詳細な時刻表は今後、秩父鉄道公式サイトで発表予定とのこと。