俳優の北大路欣也、優香、藤岡真威人、大友花恋らが25日、都内で開催された時代劇ドラマ『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』(時代劇専門チャンネル:3月8日19:00~)の舞台挨拶に登壇。主演の北大路とともにレギュラーキャストを務めてきた優香は、シリーズを通じて自身に起こった変化や、心待ちにしていることなどを語った。
本作は、藤沢周平による原作小説を実写化した、人気オリジナル時代劇シリーズの第8弾。主人公・三屋清左衛門(北大路)が、若き剣士・窪井信次郎(藤岡)と絆を結ぶ様子、そして信次郎が思いを寄せる巫女・照日乙女(大友)の失踪の背後にある闇を暴こうと奮闘する姿を描く。この日は、伊東四朗、山下智彦監督も登壇した。
清左衛門の息子の妻・里江を演じてきた優香は、8作を通じて自身にどんな変化があったのか問われると、「作品とともに、実生活も同じようになっていっているんです」と、結婚や出産を経験したことを回想。
「第1作の時に、山下監督に『年齢よりも若い感じで』っていう演出があって。結構声も高くしたり、年よりもだいぶ“きゃぴきゃぴ”した感じで演じていたんですね(笑)。それが母親になりっていうので、自分の中でなんとなく、ちょっとずつ大人の階段を上るじゃないですけど、そういうのは意識して。子どももできて、落ち着いていく里江も出せたらいいなと思いながらやっていました」と明かした。
清左衛門、その盟友である熊太(伊東)、そして里江がそろって登場するおなじみのシーンについては、「撮影中もくすって笑ってしまうことも多かったり。私もですけど、見ている方もお二人の掛け合いが本当に楽しみだろうなと思いながら。『なんて贅沢なんだろう! 目の前でお二人のやりとりが見れて!』っていうのを、毎回感じております」とのこと。
そして、心待ちにしていることを問われた優香は「ホタルイカ」とにっこり。また、「9月の撮影でまた京都に行けるのも心待ちにしています」と、シリーズの新作の撮影を楽しみにしている様子だった。
この日は、23日に82歳の誕生日を迎えた北大路を、花束で祝福する一幕も。優香から花束を受け取り、40年以上の付き合いである伊東と固い握手を交わした北大路は、拍手に包まれながら笑顔を見せていた。