元プロ野球選手で野球解説者の高橋由伸氏が9日、YouTubeチャンネル『元木大介チャンネル』で公開された動画「【巨人元監督×元コーチ対談】今年のジャイアンツって優勝できるの?/中継ぎ&外国人の起用はどうなる? /由伸さん明言『俺なら岡本は〇〇で使う』」に登場。巨人・坂本勇人について語った。

高橋由伸氏

坂本勇人にエール「勝負の年になるのかなと思う」

2024年、サードへの本格コンバートが話題となった坂本。バッティングでの活躍が求められたが、ケガの影響もあって109試合の出場にとどまり、打率.238、7本塁打、34打点と振るわなかった。

そんな坂本について、スタッフが「坂本選手って、やっぱりフル(出場)っていうよりは、休ませながら?」と起用法について質問すると、まず元木大介氏が「もうフルは厳しいだろうね」と即答。その一方で、高橋氏は「でも、やっぱりね、レギュラーとして出られるなら100試合以上は出ないといけない」「10日に1回でしょうね。週に1回じゃ、ちょっと多いと思うんですよ。休みすぎだと思うんですよ。余計なまっちゃうと思うんで」と持論を述べた。

その後、元木氏が「本人のインタビュー、テレビで見てたら、『もう坂本は打たない、打てないっ言ってる人が多い、見返してやる』っていうふうなことを言ってたんで、ちょっと気持ち入ってんのかなって」と話すと、高橋氏は「そうでしょうね」とうなずきながら、「本人もまあ、良くも悪くも危機感はあると思うんですよ。厳しい話、今年もイマイチだと、ちょっと本当考えなくちゃいけないと思うんですよ」と指摘。

その上で、「今年ちょっとガッともう1回やれたら、もうあと2、3年はいけるような気がするんで」と予想し、最終的には「今年は勇人に関してはいい意味の危機感というか、ちょっと勝負の年になるのかなと思う」とエールを送っていた。

【編集部MEMO】
ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞7回など球界を代表する選手として活躍した高橋由伸氏。2015年シーズンをもって現役を引退し、翌年巨人の監督に就任した。監督退任後は、読売巨人軍球団特別顧問を務めるほか、野球解説者としても活躍している。