京王電鉄は、訪日外国人や聴覚障がい者などへのサービス向上を目的に、TOPPANが開発した多言語対応透明ディスプレイ「VoiceBiz UCDisplay(ボイスビズ ユーシーディスプレイ)」を導入すると発表した。新宿駅と渋谷駅に設置し、2月13日から運用を開始している。
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「VoiceBiz UCDisplay」設置イメージ
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「VoiceBiz UCDisplay」の利用イメージ
この透明ディスプレイは、話した言葉の翻訳結果を字幕として透明ディスプレイに表示するため、相手の顔と字幕を同時に見ながら、異なる言語同士で会話できるという特徴を持つ。英語、韓国語、中国語を含む13言語への高精度な翻訳が可能で、訪日外国人への対応を強化するほか、日本語での字幕表示やキーボード入力機能により、聴覚障がい者や高齢者など幅広い利用者に対応する。
訪日外国人の増加に加え、今年開催される世界陸上競技選手権大会およびデフリンピックを見据え、京王線の玄関口である新宿駅、井の頭線の玄関口である渋谷駅に設置した。新宿駅での運用時間は5時から24時まで、渋谷駅での運用時間は5時から24時30分までとされている。