日本旅行 メディア アライアンス トラベル営業部 鉄道・バス企画デスクは、かつて兵庫県の西脇市と多可町を結んでいた鍛冶屋線の廃線跡を巡る日帰りツアー「鍛冶屋線廃線跡探訪ツアー」を実施すると発表した。旅行日は6月7日で、旅行代金は1万3,000円とのこと。

  • 最終日の鍛冶屋駅(写真提供 : 多可町立那珂ふれあい館)

鍛冶屋線は野村(現・西脇市)駅から西脇駅を経て鍛冶屋駅に至る路線だった。1913年に西脇駅まで開業した後、1921年に市原駅まで、1923年に鍛冶屋駅まで延伸して全線開通。以降、地域の交通や産業、文化の発展に寄与したが、モータリゼーションの進展等により、1990年3月31日をもって全線廃止となった。

今回のツアーは西脇市駅を出発し、市原駅記念館、羽安駅跡、曽我井駅跡などを巡る。ベルディーホールで昼食を提供。鍛冶屋線の秘蔵映像も鑑賞する。中村町駅跡から鍛冶屋駅跡まで、地元住民の案内による徒歩での移動を予定しているが、バスでの移動も選択できる。

  • 鍛冶屋駅のキハ30形(写真提供 : 日本旅行)

  • 鍛冶屋線記念館(写真提供 : 日本旅行)

  • 鍛冶屋線駅スタンプ(多可町提供)

参加者には、鍛冶屋線記念誌「線路の記憶」(A4判68ページ・フルカラー)、鍛冶屋駅35周年記念硬券2枚、日本酒「那珂の唄」(300ml)が提供される。鍛冶屋線全駅の記念スタンプも押し放題に(スタンプ帳は持参が必要)。予約受付は4月14日15時から開始し、「日本旅行 鉄道目次」のページまたは「日本旅行メディア アライアンス トラベル営業部」のページからアクセス可能な専用予約サイトで受け付ける。