Another worksは2月5日、「複業/副業の実態調査」の結果を発表した。調査は1月11日~13日、20代~40代のビジネスパーソン男女629名を対象にインターネットで行われた。

  • 副業・複業経験について

    副業・複業経験について

はじめに、副業および複業経験の有無について聴取したところ、46.7%が「経験あり」と回答。2年前から約1.4倍に増加した。目的については、「自由に使えるお金を増やすため」がダントツに多い69%。次いで「収入減を分散させ、リスクヘッジするため」(33%)、「スキルアップのため」(29.3%)、「現職ではできないことに挑戦するため」(22.4%)と続いた。

  • 副業・複業による月収

    副業・複業による月収

次に、副業・複業による平均月収額を教えてもらったところ、「1万円以上~5万円未満」が31%と最も多く、続いて「5万円以上10万円未満」(25%)、「1万円未満」(23%)が上位に。約半数(46%)が「月収5万円以上」の収入を得ており、副業・複業が新たな収入源として定着していることが明らかに。

また、副業・複業を探す時から開始時までの期間で苦労したことを聞くと、2.5人に1人が「周囲に副業について相談できる人がいなかった」「適正な報酬や待遇の水準が分からなかった」と回答。複業・副業への関心は着実に高まっているものの、適切な報酬水準の不透明さや相談相手の不在が主な課題となっていることがわかった。

  • 副業・複業を実施していない理由

    副業・複業を実施していない理由

一方、副業・複業を実施していない人にその理由を尋ねたところ、「現職が忙しい」(49%)、「自分ができる複業が何か分からない」(27.5%)、「まず何から始めたら良いのか分からない」(26%)が上位に。

しかしながら、その中でも約3割が「2025年は実施したい」と考えていることが判明。その理由について聞いたところ、「賃上げの見込みがないから」が最も多く76.2%だった。