フジテレビ系ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(毎週火曜21:00~)の第3話が4日に放送。あまりの衝撃展開に、SNSでは悲鳴のような投稿と、見逃し配信を観る前のユーザーの「ネタバレやめて」の声が続出している。

  • 山本耕史(左)と波瑠

金品を奪う目的で自殺志願者を募っていた男・武田彰(竹財輝之助)が遺体で見つかり、武田の車のドライブレコーダーを調べると、ある男が武田をハンマーで殴打している映像が残っていた。

柊氷月(波瑠)と土屋健次郎(山本耕史)は、武田に脅され協力させられていた菊池麗華(佐藤みゆき)と小林梓(森日菜美)から話を聞く。ドライブレコーダーの男を見せられ、目を逸らす梓。

捜査が進むなか、不審な男・阿部智明(佐藤義夫)がやって来て、瑞江律(柏木悠)に名前を尋ねる。その直後、突然スパナで殴りかかってきた。

SNSでは「アイシーの展開にビックリしすぎた」「アイシー、マジですか?」などを含め、衝撃のエピソードに驚く声、具体的に登場人物名を出し、そのショックをつづる声が数多く見られた。

これに対し、「タイムラインにネタバレが…」とする声や、逆に「ものすごい騒ぎになっているから、このあと、見逃し配信で観るのが楽しみまである」とポジティブに捉える声も上がった。

まさにSNS社会特有のドラマの観られ方であり、リアタイで衝撃のあまりつぶやいてしまうユーザー、それを残念がるユーザー、一方でこの騒ぎに「逆に観たくなった」とするなど、さまざまなパターンが見られ、それがバズとハレーションを起こしている状況だ。

この状況から見るに、やはり最強は「リアタイ」ではあるが、その「リアタイ」勢もネタバレまで書かない、一種のルールやモラルのようなものが必要だということが浮き彫りになった。だがこれらが皮肉にも、ドラマを知るきっかけや「観てみようか」と思う勢を引き寄せることにつながり、一概に“悪”とは言えないのが難しいところだ。

…果たして劇中では何が起こったのか。その第3話は、第1話、2話とともにTVerとFODで見逃し配信されている。

【編集部MEMO】
『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』第4話あらすじ 公園に張られた警察の規制線。ブルーシートの中には被害者の西村圭一郎(三福エンターテイメント)の遺体が大木にもたれかかるように横たわっていた。遺体には、首を絞められた痕があり、黄色いブランケットをまとっていた。さらに胸元には、死後に付けられたと思われる謎の傷が…。不可解な傷に疑問を抱く土屋健次郎(山本耕史)と穂村正吾(森本慎太郎)。そんな二人をよそに、柊氷月(波瑠)は現場の光景を記録し、すぐさま去っていく。
西村の身辺を調べた所、マンションの購入資金を使い込んで親族中に金の無心をしており、それが原因で家族と別居していたことが分かる。さらに西村はここ最近、周囲の人間にとある投資を斡旋していたという。それは投資家・奥貫純生(小久保寿人)が立ち上げた「ノア」という新興ヘッジファンドで、会計事務所に勤めていた西村はこの会社の経理も担当していた。氷月は記憶を辿り、西村の遺体発見現場にいた野次馬の中に、奥貫の妻・梨々花(小林涼子)がいたことを発見する。
翌日、奥貫の家を訪れた氷月と土屋。そこにいたのは特殊犯捜査の刑事・池上修一(徳重聡)だった。
奥貫は3日前から失踪しており、一昨日に「夫を返してほしければ一億円を用意しろ」という脅迫状が届いていた…。

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