WILLER TRAINSは、京都丹後鉄道のダイヤ改正を2025年3月15日に実施すると発表した。京都駅発着で運転している特急「はしだて」のうち、「丹後の海」車両(KTR8000形)を使用する下り「はしだて5号」と上り「はしだて2・8号」について、快速列車として運転する区間を延長する。

  • 特急「はしだて」「まいづる」の一部列車は「丹後の海」車両(KTR8000形)を使用。京都~綾部間で併結運転を行う

特急「はしだて」は上下各5本を設定。下り「はしだて1・3・7号」と上り「はしだて4・6・10号」の上下各3本はJR西日本の特急形電車287系を使用し、電化区間の京都~天橋立間で運転される。下り「はしだて5・9号」と上り「はしだて2・8号」の上下各2本は特急形気動車KTR8000形「丹後の海」車両を使用。夜間の下り「はしだて9号」(京都発宮津行)を除く下り1本・上り2本が京都丹後鉄道の非電化区間に乗り入れ、京都~豊岡間で運転される。

現在、下り「はしだて5号」と上り「はしだて2・8号」が走行する京都~豊岡間のうち、途中の久美浜駅まで特急列車として運転。残る久美浜~豊岡間は快速列車として運転している。2025年3月のダイヤ改正で、3本とも特急列車としての始発・終着駅を現行の久美浜駅から夕日ケ浦木津温泉駅に変更。快速列車として運転する区間を夕日ケ浦木津温泉~豊岡間に延長する。

  • 下り「はしだて5号」と上り「はしだて2・8号」はダイヤ改正後、快速列車として運転する区間を夕日ケ浦木津温泉~豊岡間に延長

今回のダイヤ改正について、「現行のダイヤを維持しつつ、京都方面からの直通特急列車の一部の始発・終着駅を変更し、『海の京都』エリアのさらなる認知拡大および利用促進に努めます」と同社。なお、4月1日から精神障害者割引制度を導入することもあわせて発表している。