フジ・メディア・ホールディングスは30日、24年度通期業績予想の修正を発表した。

  • フジ・メディア・ホールディングス本社=東京・台場

これは、中核会社・フジテレビの一連の報道を受けてCMが差し替える事態が相次いでいることや、今後の広告出稿の要請を受けた影響によるもの。CMのAC差し替えとキャンセル分については、「広告主と築いてきた信頼関係を維持し、今後早期に広告の発注を再開していただくため広告料金を請求しない方針」とした。

これにより、従来の業績予想は、売上高5983億円、営業利益353億円、経常利益404億円、純利益290億円だったが、修正予想は売上高5482億円(従来予想比▲501億円)、営業利益180億円(同▲173億円)、経常利益241億円(同▲163億円)、純利益98億円(同▲192億円)となった。

また、24年度通期のフジテレビの広告収入の予想は、従来はネットタイム645億円、ローカルタイム100億円、スポット740億円で計1485億円だったが、修正予想はネットタイム537億円(前回予想比▲108億円)、ローカルタイム95億円(同▲5億円)、スポット620億円(同▲120億円)で計1252億円(同▲233億円)となっている。