第103回全国高校サッカー選手権大会準決勝、流通経済大柏(千葉)は1-0で東海大相模(神奈川)を下し、2018年以来6大会ぶりの決勝進出を果たした。
流通経済大柏DF松本果成(湘南ベルマーレ内定)は今大会初の先発フル出場を果たし「初スタメンでしたけど、緊張はそこまでしなかった」と振り返った。大会前の体調不良の影響で途中出場が続いていた中、国立競技場での準決勝で巡ってきたスタメンのチャンス。「体調を崩してから、なかなか難しい試合が続いていました。(準々決勝から)一週間空いたのは大きかったですし、コンディションを上げるための努力をしていました。そこを監督が見てくださって、起用してくれた」と指揮官に感謝した。流通経済大柏を率いる榎本雅大監督は「本人とも話をして気合いが入っていたので、期するものがあると思い起用を決めました」と話している。
決勝の相手は前橋育英(群馬)に決定した。今年は高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグで2度対戦し、1勝1敗と互角となっている。松本は「プレミアリーグでは1勝1敗なので、3試合目で勝った方が優勝。育成はパスサッカーでなかなか難しい試合になると思いますが、自分たちらしいサッカーができるように準備したい」と大一番を見据えた。