JR東日本は13日、ダイヤ改正を2025年3月15日に実施すると発表した。中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始する一方、平日の朝および夕夜間に運転している特急「はちおうじ」「おうめ」はダイヤ改正に合わせ、運転を取りやめる。

  • 特急「はちおうじ」「おうめ」もE353系を使用。平日の朝および夕夜間に全車指定席の特急列車として運転されてきた

「はちおうじ」「おうめ」は2019年3月のダイヤ改正で新設された特急列車。「はちおうじ」は東京~八王子間、「おうめ」は東京~青梅間を結び、特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」の車両E353系を使用し、全車指定席となっている。現在、「はちおうじ」は平日朝に上り2本、平日夕夜間に下り3本を運転。「おうめ」は平日朝に上り1本、平日夕夜間に下り2本を運転している。

JR東日本は2025年3月15日のダイヤ改正に合わせ、中央線快速・青梅線の東京~大月・青梅間でグリーン車による有料着席サービスを開始する。E233系(オレンジ帯の電車)の4・5号車に2階建てグリーン車を連結し、乗車の際は事前にグリーン券の購入が必要。他の路線と同様、中央線快速・青梅線のグリーン車も自由席として運転される。

これにともない、全車指定席の特急「はちおうじ」「おうめ」は全列車で運転取りやめに。両列車とも新設から6年で姿を消すこととなった。