12月30日にTBSで生放送される『第66回輝く! 日本レコード大賞』(17:30~22:00)の総合司会に安住紳一郎アナウンサーと川口春奈が決定した。安住アナは13年連続、川口は2年連続2回目となる。このほど東京・赤坂の同局で2人が取材に応じ、お互いの印象や意気込みなど語った。

  • 安住紳一郎アナウンサーと川口春奈

    『第66回輝く! 日本レコード大賞』の総合司会に決定した安住紳一郎アナウンサーと川口春奈

2年連続でタッグを組む2人。安住アナは「また今年も司会として声がかかったことを1人のアナウンサーとしてもうれしく思いますし、川口春奈さんと去年に引き続きご一緒できることもうれしく思っています。もう50歳も過ぎたんですけど、ワクワクする気持ちでいっぱいです」と声を弾ませ、「1年間活躍した音楽業界の皆さん方の華やかなステージを、TBSの技術、照明、美術、制作を結集して、音楽シーンを豪華で迫力満点な映像でお届けできるように力を尽くしたいと思います」と意気込んだ。

川口は「昨年に引き続きまた、1年を締めくくるスペシャルなステージの司会を安住さんとやらせていただくことが大変うれしいですし、身が引き締まる思いです。『レコ大』でしか見られないステージを一視聴者として、ファンとしても見られるのがすごくワクワクしています。楽しみながら頑張りたいと思います」と語った。

安住アナは、昨年を振り返って「川口さんは華やかで美しくもありながら、普段はざっくばらんな感じで、壁を感じない女優さんだなと思って、去年以来大ファンになりました。忙しいのに笑顔を絶やさず、周りの人たちにも気を使っていて本当に素晴らしい方だなと思っています」と川口の印象をコメント。「最近はガソリンは全部ENEOSで入れています」と川口がCM出演しているガソリンスタンドを愛用していると告白して笑いを誘い、「お互い人見知りというのもあったんですけど、2年目になってから急に心を開いてくれるようになって、マネージャーさんに止められるぐらい会話しています」とうれしそうに話した。

川口自身も、安住アナに対して昨年よりも心を開いていると自覚があるようで、「面白くて優しくてスマートな方という印象はお会いする前から、去年ご一緒してからも変わらないですが、ちょっとだけ心が開放されているのはあるのかもしれないです。それが舞台でもいいように生きればいいなと。本当に人見知りだし緊張しいなんですけど、安住さんはフランクで気さくな方なので、すごく安心感もありますし、ついていきたいなと思います」と語った。

また、川口は昨年の放送を見た家族から「もっと笑いなさい」と言われたことを明かし、「無意識に緊張していたので、本当にその場を楽しむというか、元気にできたら」と抱負を述べる。昨年、安住アナの凄みも間近で感じたようで「アーティストの方とのトークはすごく緊張するんですよね。みんな安住さんの方を向くくらい安住さんに心を持っていかれているなと昨年感じたので、もうちょっと向いていただけるように自分も話していきたいなと思います」と尊敬のまなざしを向けた。

安住アナも、今でも「反省することはいっぱいある」と言い、「緊張して自分でもびっくりするよな顔をしているときがあって、本人はすごく高揚しているんだけど、特に最初の時間とか、びっくりするぐらい真面目な顔をして紹介しているときがあって。『楽しんでください』って会場の人に言っているんだけど、悪いことした人みたいな顔をしていて……」と語った。

今年もあとわずか。安住アナは「本当にあっという間でした」と振り返り、「川口さんはこの1年は体感でどれぐらいでしたか?」と尋ねると、川口は「20秒です。それぐらいゴールデンウィーク過ぎたあたりから一瞬でした」と、主演ドラマ『9ボーダー』をはじめ数々の作品に出演し、モデル業やバラエティでも活躍した今年を回顧。「来年はさらに丁寧に毎日健康で、体に気を付けて過ごせたらなと思います」と来年の抱負も述べた。

安住アナは「私も、20秒ではないですけど、2週間ぐらいだったなという感じがしつつ、今年は地震やら羽田空港の事故からスタートしたということもあって、世の中全体が混沌としたような状態だったので余計そう感じるのかもしれないですけど、まだ年の瀬を迎える感じがしない。まだ気持ちも来年には向かってないです」と語っていた。

今回、大賞候補となる「優秀作品賞」に選出されたのは、Da-iCEの「I wonder」、Omoinotakeの「幾億光年」、山内惠介の「紅の蝶」、NewJeansの「Supernatural」、FRUITS ZIPPERの「NEW KAWAII」、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」、BE:FIRSTの「Masterplan」、純烈の「夢みた果実」、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」、JO1の「Love seeker」の10曲。Mrs. GREEN APPLEは昨年「ケセラセラ」で大賞を受賞しており、2連覇がかかっている。

「最優秀新人賞」候補となる「新人賞」は、ILLIT、梅谷心愛、こっちのけんと、小山雄大、ME:Iの5組。特別賞はGLAY、tuki.、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、浜崎あゆみが受賞した。