俳優の唐沢寿明が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『プライベートバンカー』が、2025年1月9日(毎週木曜21:00~)から放送される。
同作は、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリストで“悪魔的”凄腕プライベートバンカーが、資産家一族の相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、一家に渦巻く“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルと時に罠や裏切り、巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく痛快マネーサスペンス。
今回唐沢が演じるのは、凄腕プライベートバンカー・庵野甲一。圧倒的な金融知識と幅広い人脈を武器に、資産10億円以上の富裕層を相手に、仕えた相手の資産は徹底的に守る「マネーの傭兵」のような存在で、資産運用の助言はもちろん、雑務から愛人との手切れ、ビジネスの助言まで、「資産を守る」ためなら何でもやる。一見、穏やかで、振る舞いも紳士的だが、時に非情な一面ものぞかせ、本心がつかめない。依頼を全うするために、卓越した金融スキルと共にあらゆる手段を駆使して、解決へと導いていく。
今作を手掛けるのは、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズや『ブラックペアン シーズン2』(24)などの西浦正記監督。唐沢はこれまで、『ハラスメントゲーム』シリーズ、『フィクサー』(23)で西浦作品に参画しており、今回で3度目、約1年ぶりにタッグを組む。
コメントは以下の通り。
唐沢寿明
“プライベートバンカー”というこれまでにない題材で描くストーリーがとても興味深いなと思いました。脚本もとても面白く読ませていただき、金融というジャンルだけに留まらない、サスペンス要素もあり、エンターテインメント感もあって、見ていただく方々にも楽しんでいただける作品だと思います。また、この作品にはさまざまな金融知識も盛り込まれているので、僕自身も色んな知識を学んで活用してみたいと思いました。
庵野は秘密主義で、人を操ってどこか楽しんでいるようなところがあり、自分とはかけ離れたキャラクターだと思いますが、現実世界でもきっとこういう人はいるよな、と感じさせる人物だと思いましたね。
西浦監督とはクランクインする前から、直接お会いしたり、メールでやり取りしたり、すでに何度もお話をさせていただきました。ただ、彼はとても“アイデアマン”なので、俳優として任せられる、非常に信頼できる演出家のひとりです。なので、僕自身は現場で自分が思い描いていることがうまく演じられるように努めるだけですね。
この作品をいろんな方に見ていただきたいと思いますが、作品に携わる人間としては、面白いものを作れるかどうかが大事なので、『面白いものを作っているな』と思ってもらえる作品にすることが僕らの役目だと思っています。
【編集部MEMO】
『プライベートバンカー』あらすじ……資産7000億という大富豪で天宮寺アイナグループの社長からプライベートバンカーの依頼を受けた庵野は、社長がこよなく愛するだんご屋さんの窮地を救ってほしいと頼まれる。しかし、だんご屋さんの社長・飯田久美子は店の存続が危ぶまれるなか、金融知識が全くないがために投資詐欺に引っかかってしまい、多額の借金を背負ってしまうことに。そんな絶望の淵に立たされる久美子に、庵野はある提案を持ちかけ、この一件を皮切りに、庵野は天宮寺社長のプライベートバンカーとして、天宮寺一族に渦巻くさまざまな問題に向き合っていくことになる。