レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督 [写真]=Getty Images

 レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督が、今シーズン限りで退団する可能性が浮上しているようだ。17日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 現役時代にリヴァプールやレアル・マドリード、バイエルン、スペイン代表などで活躍したX・アロンソ監督は、引退後に指導者へ転身し、レアル・マドリードのユースコーチやレアル・ソシエダBの指揮官を歴任。2022年10月にレヴァークーゼンの監督に就任すると、降格圏に低迷していたチームを即座に立て直し、昨シーズンはブンデスリーガ史上初の無敗優勝とDFBポカール制覇を成し遂げた。

 昨シーズン半ばから終盤にかけては、トーマス・トゥヘル前監督(現:イングランド代表監督)の後任を探していたバイエルンが招へいに動いたものの、X・アロンソ監督はレヴァークーゼン残留を決断。クラブとの現行契約は2026年6月30日までとなっている。

 しかし、今回の報道によると、X・アロンソ監督が今シーズン終了後にレヴァークーゼンを退団する可能性があるようだ。新天地の筆頭候補としては古巣レアル・マドリードが浮上しており、すでにフロレンティーノ・ペレス会長はカルロ・アンチェロッティ監督の後釜に42歳のクラブOBを指名しているという。なお、X・アロンソ監督の現行契約には固定の解除条項が、移籍金はクラブ間での交渉によって決定することが可能と報じられている。

 また、レアル・マドリードはシャビ・アロンソ監督の招へいとともに、レヴァークーゼンから即戦力を獲得することを検討している模様。現時点ではスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルド、ドイツ代表DFヨナタン・ター、同MFフロリアン・ヴィルツの3名に関心を寄せているようだ。