柿谷曜一朗 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 徳島ヴォルティスは9日、元日本代表FW柿谷曜一朗が2024シーズンをもって契約満了となることを発表した。

 現在34歳の柿谷は、2006年にセレッソ大阪でデビューを飾り、2009年後半から2011年にかけても期限付き移籍で徳島でプレー。2012シーズン開幕前にC大阪に復帰し、その後は約2年半に渡って同クラブの中心選手として活躍した。2014年夏にはスイスのバーゼルへ移籍するも、2016年1月にC大阪に復帰。2021年から2シーズンは名古屋グランパスでプレーし、昨シーズンに徳島へ約12シーズンぶりに復帰した。

 日本代表で18キャップを刻んだベテランは、徳島復帰後1年目はJ2リーグで37試合に出場し7ゴール2アシストを記録。しかし、今季はここまでリーグ戦29試合で無得点となっている。

 柿谷は契約満了に際し、クラブ公式サイトを通じてコメント。「リリースの通り今シーズンで契約満了となりました。まずは2年間、なんとかJ1にという想いだけでやってきましたが、全くと言っていいほど徳島ヴォルティスの力になれずに申し訳ございませんでした」と結果を残せなかったことをファン・サポーターに謝罪し、次のように感謝の言葉を綴った。

「自分はヴォルティスで身体が動かなくなるまでサッカーがしたかったのですが叶いませんでした。プロの世界なのでこの評価を真摯に受け止めて、この悔しさをバネに大きく飛躍できるように、これからも努力していきたいと思います」

「2年間本当に色々ありましたが、サポーターの皆様、本当に感謝しています。徳島ヴォルティスに関わるすべてのみなさま本当にありがとうございました。感謝を伝えたい仲間がたくさんいるので、徳島にいる間に直接伝えていけたらなと思っています。ラスト5連勝して笑顔で終わりましょう!」