映画『本心』(公開中)の公開記念舞台挨拶が9日に都内で行われ、池松壮亮、三吉彩花、水上恒司、妻夫木聡、田中裕子、石井裕也監督が登壇した。

  • 妻夫木聡

同作は、“リアル”と“リアルではないもの”の境界が今よりもさらに曖昧になった世界を舞台に、亡くなった母の“本心”を知るためAIで彼女を蘇らせることを選択する青年・石川朔也と、彼を取り巻く人間の「心」と「本質」に迫る革新的なヒューマンミステリー。平野啓一郎氏(『ある男』『マチネの終わりに』など)の同名小説を原作に、石井裕也監督(『月』『舟を編む』など)がメガホンをとった。

妻夫木聡、MCからのツッコミにタジタジ

イベントでは、映画の舞台となった2025年が間近に迫っていることにちなみ、「2024年の振り返り・2025年の目標」について登壇陣がトークを展開した。先月行われた同作の完成披露舞台挨拶で四十肩であることを告白し、トップニュースになってしまった妻夫木。石井監督が本厄だという話を受け「僕の四十肩もその厄をもらったのかなと……(笑)」と自虐気味に話し、その後の経過について「いい方と巡り会えて、もう治りました」と報告した。

「日々年は取りますからね……本厄・後厄とかありますけど、そういう時期に不調が起きがちということで、要するに日々気を付けろということだと思う。ついつい慣れてしまいますが、気持ちを改めて日々を大切に生きていこうと思っています」とテーマから脱線した着地で笑いを誘い、MCから改めて来年の目標について聞かれると「健康を第一ということで……」とタジタジになりながら明かしていた。