メディア総研は10月24日、「若手技術者の就職・転職に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は8月26日~29日、製造・建設・鉄鋼会社に直近3年以内に就職・転職をした20代の技術者100名を対象に、インターネットで実施した。
現在、勤務している会社を見つけたきっかけについて尋ねたところ、「就職・転職サイト」(44.0%)が最も多く、「企業の採用サイト」(30.0%)、「企業のコーポレートサイト」(15.0%)と続いた。
「企業のコーポレートサイト」「企業の採用サイト」「企業のSNS(X、Facebookなど)」と回答した人に、コーポレートサイト/採用サイト/企業SNSを、企業に興味を持った日から入社までどのくらいの頻度で見ていたか尋ねると、20.0%が「かなり頻繁」、57.8%が「やや頻繁」と、約8割が頻繁に見ていたことがわかった。
コーポレートサイト/採用サイト/企業SNSの有無や充実度によっては、その企業への応募を躊躇する場合があるか聞くと、77.8%が「やや当てはまる」「非常に当てはまる」と答えている。
当てはまると回答した人に、なぜコーポレートサイトや採用サイトおよび企業SNSの充実度によって応募を躊躇するのか尋ねると、「新入社員・中途社員への期待が低いと感じるから」(60.0%)、「採用情報がわかりにくく応募しにくいから」(45.7%)という回答が多かった。
コーポレートサイト/採用サイト/企業SNSが充実していると感じるのはどのような場合か尋ねたところ、「デザインが見やすく魅力的」(46.7%)が最も多く、「採用情報がわかりやすい」(42.2%)、「社員のインタビューや声が多い」(40.0%)と続いた。
企業に積極的に公開してほしいと感じることは、「福利厚生や給与の詳細」(41.0%)が最も多かった。次いで「採用プロセスや選考基準」(36.0%)、「社員の日常やインタビュー」(35.0%)となっている。