フランス・カンヌで行われた世界最大級のコンテンツ見本市・MIPCOMで、フジテレビのドラマ『海のはじまり』(英語タイトル『Where does the Sea Begin』)が、「MIPCOM Buyers’ Award for Japanese Drama」のグランプリを受賞した。
「MIPCOM Buyers’Award for Japanese Drama」は、MIPCOMの公式行事で、今年は世界を代表するバイヤー16人が審査員となり、ノミネートされた日本のドラマ9作品を審査。「自分が買いたい」と思う作品に投票して、その投票数でグランプリを決定する。ホテルマジェスティックで開催された受賞セレモニーでは、審査員から「今年はどの作品も非常に独創性が高く、大変選考が難しかった」というコメントがあった。
『海のはじまり』の村瀬健プロデューサーは「このような栄えある賞に選んで頂き、まずは感謝を申し上げます。ある日、実は自分が父親だったということを知った主人公がそこからどのように生きていくかを描いた今作は、“親と子”という全世界共通の普遍的なテーマを題材に生きる意味を視聴者と一緒に考えたいと思い作り上げた作品です。僕自身、数多くの海外の映画やドラマに影響を受けて作品を作ってきましたので、海外の審査員の方々に評価を頂けたことを心から嬉しく思います。この賞をきっかけに、一人でも多くの方に見ていただけることを願っています。本当にありがとうございました」とコメントした。
また、フジテレビと米・スカイバウンド社の共同制作ドラマ『HEART ATTACK』の世界配給をcineflix Rights社が行うことがMIPCOMで発表された。
Cineflixは、モントリオール、トロント、ニューヨーク、ロンドン、ダブリンに拠点を置き、世界中の放送局、ストリーマー、FAST プラットフォーム向けに必見のテレビ番組を制作、プロデュース、配信している。
同局では、30日から東京で開催されるTIFFCOMでも、世界展開の新しい発表を行う予定。
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