コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモ石油マーケティングは10月1日、東京都足立区の全ての区立小中学校へ再生可能エネルギー100%の電力(再エネ電力)の供給を開始した。

  • 新たに供給を開始する区立学校

■全102校で年間約6,624トンのCO2排出を削減

足立区は2030年度のCO2排出削減目標を2013年度比で46%以上とし、さらに2050年にはCO2排出量を実質ゼロとすることをめざす「足立区二酸化炭素排出実質ゼロ宣言」を2021年3月23日に表明。

足立区はこの宣言の実現に資する取り組みとして、コスモ石油マーケティングの電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」を2024年4月から住区(コミュニティ)センター、清掃事務所など29の公共施設で導入している。

そしてこのほど、新たに区立小中学校全102校の電力契約を「コスモでんきビジネスグリーン」に見直し、再エネ電力の導入拡大を図っている。今回の導入により、年間約6,624トンのCO2排出量を削減できる見込みとなる。

「コスモでんきビジネスグリーン」は、コスモエネルギーグループのコスモエコパワーが発電する風力電源など、再エネFIT電源に紐づくトラッキング付非化石証書を組み合わせた再エネ電力プランだ。

足立区では、区立の全小中学校への再エネ電力導入により、すでに導入している公共施設などと合わせ131施設の年間使用電力量約2,500万kWhが「コスモでんきビジネスグリーン」となる。これは足立区の公共施設で使用する電気の約42%に相当する。

今回の導入に際し、同社では「今後も、コスモ石油マーケティングは自治体や企業の皆さまの環境負荷軽減を支援し、脱炭素社会の実現に向け、さまざまな取り組みを継続してまいります」とコメントしている。