ユニクロは10月11日、寝返りと睡眠に関する調査の結果を発表した。調査は2024年9月、全国の20~69歳 1,000名を対象にインターネットで行われた。
週1日以上、寝起きの疲れや不調を感じる人が8割以上
起床時に体の疲れや不調を感じる頻度についての質問に対し、84.3%が不調を感じていると回答。その頻度は「ほぼ毎日」が最多の22.4%、「週5~6日」と合わせると33.0%で、3人に1人が週5日以上起床時に不調や疲れを感じていることがわかった。また、疲れや不調の要因として、39.2%が「カラダのハリや こわばり」と回答。「気温や天候の変化が激しい10月には、慢性的に起床時の疲れや不調を感じる『寝起きゾンビ』のような状態への対策に注目が集まりそうだ」と同調査。
「寝返り」が睡眠の質に影響することを知らない人が圧倒的多数
「寝返り」が睡眠の質を向上させることを「多少知っていた」「よく知っていた」と回答した人は25.3%に留まり、74.7%の人が「寝返り」が睡眠の質の向上に寄与することを知らないという結果になった。
この結果に対し睡眠と寝具の専門家ヒラノマリさんは、寝返りを打つことで寝具と体の間に溜まった空気を入れ替えることやずっと同じ姿勢でいることを回避するなど、質の高い睡眠には「寝返り」が重要と語っている。
「理想的な寝返りの回数」は?
理想的な寝返りの回数を尋ねたところ、「1晩に5回以下」を理想の回数と答えた人が52.2%と最多で、「睡眠時はあまり動かない方が良い」と認識している人が半数程度いることがわかった。ところが、ヒラノマリさんによると、1晩の適切な寝返りの回数は「20回前後」とのことで、認識に大きな開きがあることが判明した。
具体的な寝返り対策として「服装」を挙げる人は、まくら・マットレスの約1/4となる5.8%
睡眠中の動きに対して対策をしている人は34.9%。その中では「まくら・マットレス」が20.2%と最多だった。就寝時の服装で対策していると回答した人は、約1/4となる5.8%にとどまり、パジャマへの関心がまだまだ低いことがわかる結果となった。