【大人の贅沢ステイ】京都のエッセンスを随所に取り込んだ「ヒルトン京都」河原町三条にオープン

ヒルトンのフラッグシップ・ブランドである、ヒルトン・ホテル&リゾーツの京都初進出となる「ヒルトン京都」が、9月12日に開業した。

京都駅から車で約15分、京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅から徒歩約2分、市内中心地の河原町三条に位置し、伝統的な街並みの祇園や先斗町なども徒歩圏内だ。「京都河原町」駅からも歩いていけるので、河原町通を散策しながら向かうのもおすすめ。

ヒルトンは126の国と地域に約7,800軒、日本では7ブランド29軒のホテルを展開している。京都では同グループ傘下の施設が開業ラッシュとなっており、ヒルトン京都は4年連続5軒目の施設としてオープンした。

ヒルトン京都のコンセプトは"京都 SYNAPSE(シナプス)"。歴史と現代、伝統や革新など、京都が持つさまざまな魅力と利用者が結びつくような場所にしていきたいとして、本コンセプトが据えられた。

実際に、ホテルを訪れると入り口から既にそのシナプスを感じた。京町家では、宅地の間口が狭く奥行きが深いことから"うなぎの寝床"とも呼ばれるが、ホテルエントランスもそれに近い造りになっている。河原町通からホテルに入ろうとすると、直角に曲がった先に敷地が広がっており、隠れ家ホテルの雰囲気を醸し出す。

足を踏み入れた先の5フロア吹き抜けのロビーは壮観。「ORIMONO(織物)」をデザインテーマとし、さまざまな糸で紡ぐ織物を連想させる格子の美しい空間となっている。

■全客室が40平米以上! ゆったりステイがかなう

客室はゲストルームからスイートルームまで5カテゴリー・16タイプの全313室。すべての部屋が40平米以上なので、ゆったりと宿泊できる。最大定員は3名までだが、コネクティングルームもあり、家族や友人との利用も可能だ。

地下1階には、全長18m・水深1.2mの温水プールに加え、「テクノジム」社製の最新機器が完備されたフィットネスセンターがある。どちらも宿泊者は無料で利用できるのがうれしいポイントだ。

9階には、エグゼクティブルーム・スイートルームの宿泊者とヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員が利用できるエグゼクティブラウンジもあり、朝食・アフタヌーンティー・イブニングカクテルなどのサービスを堪能できる。ラウンジ入り口には坪庭があり、もう少しすると赤く色づいた紅葉も眺められるという。

ホテル内には4つのレストラン&バーがある。1階オールデイダイニング「Teori(テオリ)」では朝食からランチ、ディナーまで、京都の旬の食材を活かした多種多様なビュッフェとアラカルトを提供する。

パンやソースなども一からキッチンで作るという徹底ぶりで、取材時に試食させてもらったが、ビュッフェの域を超えたクオリティに驚いた。ご褒美ランチやディナーにぜひ、おすすめしたい。

そのほか、地中海料理のインスピレーションを融合させたスペシャリティーレストラン「7 EMBERS(セブン・エンバーズ)」、京都の老舗・小川珈琲とコラボしたヒルトン京都オリジナルブレンドやアフタヌーンティーなどを提供するロビーラウンジ&バー「LATTICE LOUNGE(ラティスラウンジ)」もある。

屋上には、移りゆく京都の自然を眺めながら一杯楽しめるルーフトップバーも。ここでは、京都ラムを使用したオリジナルのピニャコラーダとともに、日々の疲れを癒やす至福の時間を過ごせる。

ホテル全体で京都の魅力を感じられるヒルトン京都は、宿泊地としてだけでなく旅の目的地にもなるはず。みなさんもボーナスなどを使って、頑張る自分へのご褒美に同ホテルで特別な時間を満喫してみてはいかがだろう。

■Information
ヒルトン京都
【場所】京都府京都市中京区下丸屋町416
【アクセス】東⻄線「京都市役所前駅」より徒歩約2分／京阪本線「三条駅」より徒歩約4分／阪急電鉄京都本線「京都河原町駅」より徒歩約10分