開運をするというと、神社へ行かなければならない、財布を新調しなければならない等とも言われることがあり、面倒だと思う人もいます。実のところ金運は、家事をしながらにしてアップすることができるのです。

運気を上げるにはいろいろな方法がありますが、今回は、1日1分、家事をしながらできるシンプル開運術をお伝えします。

本当なのかな と疑問に思うかもしれませんが、1分でできるのですから、毎日の習慣にしてみては!?

◆トイレの後は、「ついで掃除」を実践する

今までの何度もお話していますが、開運のキモとも言えるのが水回りをキレイに保つことです。その中でもトイレはちょっと特別です。それは、トイレは御不浄(ごふじょう)とも言われており、不浄なものを流す場所。つまり、常にキレイな状態で保つことが必要とされています。

やるべきことは非常にシンプル。毎朝トイレに入るとき、使ったついでにブラシで便器をお掃除するだけです。ちょっとした習慣なのですが、週末にまとめて掃除するよりもはるかに効果は期待できますし、小まめに掃除をしているので、大掃除のときにもラクチンです。

また、トイレにカレンダーや雑誌、新聞等を置いている家庭は多いのですが、これらはトイレに持ち込むのはNG。トイレの不浄の氣が紙にしみついています。家の中で持ち歩くと良くない運気を家中にバラまいてしまいますよ。トイレから出さない場合も、同様です。トイレで雑誌は読まない、持ち込まない、を心がけてください。

◆キッチンはシンクを中心に掃除する

キッチンは金運だけでなく、健康運も司っている大切な場所ですのでキレイを保つことで一石二鳥の効果が期待できます。

キッチンの1分習慣の場所はシンクです。

毎晩食事の片付けが済んだ後に、さっとスポンジなどでシンクおよびシンク周りを拭き掃除し、仕上げにキッチンペーパーでシンクにある余分な水を拭き取るだけでOKです。とっても簡単でしょ?

そしてよくやってしまいがちなのが、食器を水につけたまま一晩放置することです。

水は、循環させてこそ良い運気を呼び込むと言われており、汚れたままの水をキッチンに放置することは、自ら開運の道を閉ざすばかりか、ツキを手放しているようなものですよ。

◆感謝の気持ちを持ってお金を使う

買い物などでお金を支払っているとき、どのような気持ちでお金を支払っていますか?

私たちは商品があることが当たり前と思っているかもしれませんが、お店に並ぶまでにはさまざまな人々が携わって、今ここにあるのです。欲しいものが買えたことはある意味、奇跡なのです。

そこで大切になってくるのが、感謝の気持ちを持つことです。お金を支払うときには、心の中でいいので「ありがとう」という気持ちを込めて支払うようにしてください。また、店員さんにも「ありがとう」「お世話になりました」等の感謝の言葉をかけてください。この習慣なら1分もかからず、わずか数十秒の習慣です。

何でそんなことをするの?と思うかもしれませんが、それはお金の習性にあるのです。

お金は仲間のところへ集まると言われており、お金がある人のところへと、どんどんと集まってくるという習性があります。

そしてもう1つ。お金は、とても律儀で自分に感謝の気持ちを表してくれた人や、また逢いたいなと思っている人のところへは、また帰ってきたい・帰って来るぞ!と思ってくれるという習性があります。

開運するための方法はいろいろありますが、実践しなければ意味がありません。どうせ試すのなら、できるだけ継続できることを選ぶのも大切です。

1日1分の習慣が運を築き、ひいては人生を築いていきます。無理なく続けられる習慣を身につけて、開運を呼び込みましょう。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。

文=飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)