フジテレビ系ドラマ『わたしの宝物』(17日スタート、毎週木曜22:00~)の場面写真が一挙公開された。
このドラマは、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意した一人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を、市川貴幸氏によるオリジナル脚本で描くもの。
公開された場面写真の1枚目は、マンションのリビングにいる美羽(松本若菜)を映したもの。はかない表情とともに映っているのは、本作で重要なモチーフとなる鳥かご。夫・宏樹(田中圭)との愛が冷め切ってしまい、かごの中の鳥のような状態になってしまった美羽。そんな彼女が、この物語を通してどのように変化していくのか。
2枚目は、職場での宏樹を映した場面写真。大手商社に務める優秀な会社員として、外向きには“理想の夫”を演じながらも、家庭では美羽にたびたびキツく当たってしまう宏樹。仕事に忙殺され、妻への関心がなくなった彼が、会社で見せている物憂げな表情の意味とは。
3枚目は、美羽の中学時代の幼なじみ・冬月(深澤辰哉)を映した写真。冬月は、美羽がツラい思いをしていると必ず現れて、彼女の心にぬくもりを与えてくれる存在。そんな優しく面倒見のよい冬月の性格が伝わってくるような1枚となっている。
そして、美羽と宏樹、美羽と冬月という、夫婦と幼なじみを映した2枚の場面写真も公開。最初の1枚は、とある事情で宏樹の会社を訪れた美羽が彼と会う場面だ。厳しい表情を浮かべる宏樹と、それに戸惑っているような美羽。対峙(たいじ)する2人の表情からも、神崎夫妻の現在の関係性が伝わってくる。
中学時代の幼なじみである美羽と冬月が並ぶ写真は、先ほどの宏樹との場面とは対照的に、柔らかな表情を浮かべる2人。同じ横並びの場面写真でありながら、“夫婦”と“幼なじみ”では、美羽が全く異なる表情をしている点にも注目だ。この2つの関係性がどのように描かれ、変化していくのかも、本作の大きな見どころとなっている。
三竿玲子プロデューサーは「美羽、宏樹、冬月、それぞれが見ている先には何があるのか…。そんな想像が膨らむ場面写真をお届けします。それぞれの横顔に込められた物語に想いを馳せながら来週からの放送を楽しみにしていただけたら、と思います。私がこの企画を立てた時、まず、1話のラストシーン、そして、最後のセリフを決めました。第1話では、美羽の心の変化、宏樹との夫婦関係、冬月との再会…など目まぐるしくストーリーが展開していきますが、この物語の全てが詰まったラストシーンまで、どうか見逃さずに見ていただけたら幸いです」とコメントしている。
【編集部MEMO】
主演の松本若菜は、台本について、「あっという間に読み終わりました。美羽と夫の宏樹は、理想的な夫婦と周りには見えているけれど、お互いが抱えているストレスだったり、日常の不満だったり、そういうものが家庭でぶつかって、すれ違っていきます。そんな時に幼なじみだった冬月さんと出会い、そこから美羽の人生が変わっていく…というお話なのですが、第1話から本当に展開がめまぐるしいんです。人生で何かが起こる時って、いろいろなパズルのピースが偶然ぴったり重なり起きたりするよなって思って、何かこの話が人ごとには思えないし、もしかしたら自分にも降りかかってくることかもしれないと思いました。第1話は怒濤(どとう)のように過ぎるのですが、その1話の中で美羽という女性、そして周りの人間たちの関係性がうまく重なり合ったら、とんでもないドラマができてしまうのではないかと思っています」と語っている。
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