セリエA第7節が4日に行われ、ナポリとコモが対戦した。
ここまで6試合を消化したリーグ戦で4勝1分1敗を記録し、勝ち点「13」の首位に立つナポリ。今夏にアントニオ・コンテ監督を招へいした同クラブは、2シーズンぶりのスクデット奪還に向け好調なスタートを切っている。対するは、セスク・ファブレガス監督の下で22年ぶりのセリエAを戦うコモ。現在は2勝2分2敗と順調にポイントを積み上げており、3連勝を目指して敵地へと乗り込んだ。
試合は、開始わずか25秒でナポリがスコアを動かす。敵陣右サイドでジョヴァンニ・ディ・ロレンツォにボールが渡ると、斜めのパスを受けたロメル・ルカクが体を張ってキープ。ボックス手前のスコット・マクトミネイに繋ぎ、細かいタッチでDFを剥がしながらゴールへ流し込んだ。
しかし、以降はコモが複数の決定機を創出。32分には、ペナルティエリア外からニコ・パスが左足を一閃。コントロールされた強烈な一撃が左ポストに直撃する。
すると、43分にコモがポゼッションでナポリを押し込む。N・パスが左サイドからパスを受けて反転し、マクシモ・ペローネを経由してガブリエウ・ストレフェッツァへとボールが渡る。ボックス外から振り抜かれたシュートは、低い弾道でサイドネットに一直線。前半終了間際にコモが追いついた。
そんななか、後半立ち上がりの50分にマティアス・オリベラが敵陣ボックス内で転倒。セルジ・ロベルトに倒されPKを獲得する。キッカーを務めたルカクが真ん中に決め切り勝ち越し弾を奪取。再びナポリが先行した。
さらに86分、アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサが中盤でインターセプトし、ナポリが細かくパスを繋ぐ。スタニスラフ・ロボツカが縦に差し込んだボールをルカクが収め、DFラインの背後に走り出したダヴィド・ネレスへとスルーパスを供給。冷静にGKとの1対1を制して追加点を挙げた。
結局、そのまま試合は3-1で終了。他クラブより先にキックオフを迎えて勝利したナポリが、2位ユヴェントスとの勝ち点差を「4」に広げたため、今節の首位キープが確定した。次節、ナポリは20日にアウェイでエンポリと対戦。コモは19日にホームでパルマと対戦する。
【スコア】
ナポリ 3-1 コモ
【得点者】
1-0 1分 スコット・マクトミネイ(ナポリ)
1-1 43分 ガブリエウ・ストレフェッツァ(コモ)
2-1 53分 ロメル・ルカク(PK/ナポリ)
3-1 86分 ダヴィド・ネレス(ナポリ)