副業のためのサイト売買という選択肢


最近では「副業」ができる会社というのは珍しくなくなってきました。
私の知人達は、配達業、Youtube、コンサルティングなど、様々なことに取り組んでいます。
このように副業の内容は多岐にわたりますが、近年、ウェブサイトを売買することで副業につなげる人が増えています。
特に「買収」をする方が多いです。
副業という選択肢の中に、どのようにしてサイト売買を取り組んでいるのでしょうか?
買収に特化して、実例やメリットなどを解説します。
また、注意すべき点、デメリットも織り交ぜてサイト売買を客観視できるお手伝いができれば幸いです。

■副業としてサイト買収に取り組む

かくいう私もサラリーマン時代にウェブサイトを買収した経験があります。
2012年に20万円ほどでイベント集客サイトを購入しました。
売り手は、渋谷にオフィスを構えるベンチャー企業。
直接、商談をしましたが、すでにある程度ビジネスが構築されている点に魅力を感じました。
結局、契約書作成で難航した苦い経験となりましたが、大変貴重な経験でした。

当社が運営しているサイトマでは、自動車メーカーに勤務されている会社員の方がサイトを買収されたケースがあります。
会社員が副業としてサイト買収することが起業・独立のスタートになることもあるのです。
そして、サイトの買収は思ったより簡単にできるのです。

■副業でサイト売買を始めるメリット

お金を払ってサイトを買収するメリットというのはどこにあるのでしょうか?
以下にまとめます。

①すぐにスタートできる
既に仕組み化され、集客力のあるウェブサイトであれば、すぐにビジネスを始めることができます。

②初期コストを抑えられる
新規でウェブサイトを作成する場合、当然ながら開発コストがかかります。
また、作ったら終わりではなく、軌道に乗せるために時間と労力を投下する必要があります。
結果、ゼロから作るよりも出来上がったサイトを買ってしまった方が、初期コストを抑えられることがあります。

③ノウハウの継承
売却されるサイトには、顧客対応のコツ、仕入れ先、利益の出し方、など貴重なノウハウが蓄積されている場合があります。
ゼロから試行錯誤する必要がありません。

④人材の確保
売りに出されているサイトには、人材がセットになっているケースも珍しくありません。
この場合、採用コスト、教育コストがなくスタートできます。

⑤売却できる
実際に運営してみて難しいと判断した場合、売却できる可能性があります。
購入できたということは、よほどひどい状態でない限り損切りという形で売却が可能です。

■副業でサイト売買を始めるデメリット

良いことばかりではなく、マイナス要素についても解説します。

①良くないサイトを買ってしまう
サイトの品質や将来性を見極めるのは慣れていないと難しく、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

②買収後のテコ入れが大変
購入したサイトによっては、新規で作った方が良い場合もあります。

③過去にトラブルがあった
せっかく購入したのに訴訟されるリスクがあります。実際、そのような事例がありました。

■まとめ

サイト売買では買収することで副業にされる方が多いです。
慎重にサイトを選んでいけば新たな収入源を確保できる可能性があります。
副業や起業に興味のある方は、詳しく調べてみてはいかがでしょうか。

(中島 優太:サイトM&A仲介業)