京王電鉄は2日、永福町駅と久我山駅のホームドア設置について発表した。両駅とも腰高式ホームドアを設置し、11月16日始発から永福町駅2・4番線、12月22日始発から久我山駅でそれぞれホームドアの使用を開始する。
さらなる定時運行と駅ホームにおける安全性向上を目的に、京王電鉄は井の頭線で2020年代中頃、京王線で2030年代前半のホームドア全駅設置をめざしている。井の頭線はこれまでに渋谷駅、神泉駅、下北沢駅、三鷹台駅、吉祥寺駅でホームドアが設置された。
新たにホームドアを設置する永福町駅と久我山駅は、ともに井の頭線の急行と各停が停車する駅。永福町駅は2面4線のうち2・4番線ホームで11月16日始発からホームドアの使用を開始し、残る1・3番線ホームも2025年度内に使用開始予定。久我山駅は1・2番線ホームともに12月22日始発からホームドアの使用を開始する。設置にあたり、国土交通省、東京都、杉並区から補助金を受けている。
ホームドア本体の設置は使用開始の約1カ月前から開始されるが、工事の進捗により、使用開始予定を変更する場合がある。井の頭線ではその他、駒場東大前駅と池ノ上駅も2025年度内のホームドア設置をめざし、現地工事を推進中。東松原駅、浜田山駅、高井戸駅、富士見ヶ丘駅も2025年度内にホームドアを設置する予定となっている。