災害で自分の車が被災したら…日本カーシェアリング協会がおこなっている「災害時の“車の無償貸し出し支援”」を紹介
手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。9月21日(土)の放送では、一般社団法人 日本カーシェアリング協会の星雅之(ほし・まさゆき)さんに「災害時の車の無償貸し出し支援」について伺いました。

※写真はイメージです

“もし災害が起きて自分の車が被災したら”と考えたことはありますか? 特に日常的に車を使用している地域の方は、足となる車がないと被災生活をするうえでも非常に不便ですし、そのほかにも、災害時に車が必要なシーンは多くあります。そんなときのために“災害時の車の無料貸し出し支援”という取り組みをおこなっているのが、一般社団法人 日本カーシェアリング協会です。

全国から寄付してもらった車を被災者や被災地に届けており、貸し出している車は乗用車からトラックまでさまざま。これまで北は青森県から南は九州まで、東日本大震災以降に発生した25の災害で6,000件以上の車の貸し出しをおこなってきました。

星さんは、災害発生から支援開始までの流れについて、「通常ですと、災害が発生したらすぐ現場に入り、車の被害の把握と調査をおこないます。そこで支援が必要だと判断したら、現地に臨時拠点を設置して調整をおこない、拠点が決まると車を現地に運び入れて支援を開始していく、という流れになります」と説明。最近では、台風10号の影響を受けた地域や7月の秋田県・山形県の豪雨災害、1月の能登半島地震でも支援をおこなったそうです。

改めて、星さんは「車がないと買い物や病院、通勤ができず生活もできない地域の方々が非常に多く、もし車を失った場合に生活の足が必要になるため、私どもは長期の形でお車の貸し出しをおこなっています。また、自宅を被災された方は、自宅の片付けや災害ゴミの搬出で貨物車両が必要になります。しかし、軽トラックを持っている方はなかなかいないので、大体2~3日単位で貸し出しをしています。必要なときに何度でも予約できるような形で対応しています」と話します。

災害が起きたとき、車は被災地者の生活や復興に向けてなくてはならない存在です。日本カーシェアリング協会では、軽乗用車や普通車、8人乗りの車など、全国から車の寄付を募集しています。あなたの車が被災地で役立てられます。そして、あなたの街で災害が起きたとき、寄付した車が助けてくれるかもしれません。詳しくは日本カーシェアリング協会のWebサイトをご確認ください。

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<番組概要>

番組名:防災 FRONT LINE

放送日時:毎週土曜 8:25~8:30

パーソナリティ:手島千尋

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/