お笑いコンビ・サンドウィッチマンがこのほど、都内で行われたCBCテレビ『サンドウィッチマンと最高のシメ~人生最後に何をする?~』(TBS系28局ネット 10月5日15:30~)の収録後に、なすなかにしとともに取材に応じた。

  • 『サンドウィッチマンと最高のシメ~人生最後に何をする?~』の囲み取材に出席したサンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし

同番組は、タレントや一般の人に“人生最後の日”にやりたいことを聞き、それを徹底的にサポートして実現させるという内容。収録を終え、伊達みきおは「すごくほっこりする番組ですね。家族全員で見てほしいなと思います」と述べ、富澤たけしはすごく愛のある番組で、なすなかにしもいろんなことができるんだなと感動しました」と感想を語った。

現在50歳のサンドウィッチマンは、“人生最後の日”に向けて今後コンビとしてどのようになっていきたいと考えているのか。

伊達は「田舎から2人で上京してきて、ある程度夢はもう叶ったので、最近、富澤と余生の話をしていますよ。『いつまでやる?』とか。富澤はもう明日にでもって言うんですけど」と明かし、富澤も「いつでも」と否定せず。伊達は「もともと『50歳ぐらいまで芸能生活頑張って、あとはどっか遊びに行きたいね』みたいな話をしていたんです。それが50歳ですから、今少し伸びたのかな」と話した。

すると富澤は「55歳ぐらいまでは頑張ろうかなと。需要がないとなかなか仕事もないもんですから」と言い、「ものすごい今需要があるんでね」「辞められないなと。需要がある限りは頑張らないと」と話して笑いを誘う2人。伊達は「(需要が)なくなってから辞めるのもちょっとダサいじゃないですか。だからあるうちに辞めたい……と富澤が言っています」と付け加えた。

最近心残りに思っていることを聞かれると、富澤は「最近パチンコに行けてないので、パチンコがしたい」と回答。伊達は「家を買いたい。まだ賃貸なんですよ。買えるお金はあるんですけど(笑)。地元の仙台で家を買いたいなとか、そこらへんがまだぐちゃぐちゃしてます。奥さんは東京が好きなので言いづらい状況に」と話し、家を買いたい理由について「50歳になってなおさら思いました。うちの親父も40歳ぐらいで家を建てたし、そう考えると50歳で賃貸に住んでいる人っているのかなって。田舎の人間だから特にそう思う。(頑張った)一つの証というか」と説明した。

伊達は「でも東京じゃないんですよね」と続け、富澤が「仙台で死にたい人なんですよ」と言うと、伊達は「仙台の火葬場で焼いてほしい人間なので、『死んだら仙台まで運んでくれ』って富澤にいつも言ってるんですよ。コイツが運転して死んだ俺を助手席に乗せて。『頼むぞ』って言っています」とコンビ愛を感じるやりとりを紹介。富澤は「『家族に言え』と言っている。俺じゃない。なんで俺が。家族がやることでしょ」と苦笑いした。

“人生最後の日”にやりたいこと

また、2人とも“人生最後の日”を意識したことがあると言い、伊達は「3年ぐらい前に癌になったので。ステージ1で寛解していますが、病名を言われた時はちょっと考えました」と告白。富澤も「40代ぐらいから芸能人の先輩亡くなったり、そういうことがあると、毎日死ぬことは考えますよね。遺言の書き方とか調べたことありますよ」と明かした。

“人生最後の日”にやりたいことを聞かれると、富澤は「子供に財産を1円たりとも残したくないんですよ」と話し出し、伊達が「クソ親父だ(笑)」とツッコミ。富澤は「ろくなことにならないじゃないですか。争いが起きたり。だから、全部使いたいですね。パチンコとかやって全部使い果たしたいです」と語った。

伊達は「生まれてから会ってきた人たちにもう1回会いたいですね。東日本大震災以降はそういう気持ちがすごくあって、同窓会とか連絡来てもなかなか行かなかったりしたんですけど、できるだけそういうのにも顔を出したいなとか。先生に会っておこうとか。『そのうち会おうね』というのを、必ず日付を決めて会うようにしてます」と話していた。