テレビ朝日系大型特番『タモリステーション』の最新作「誕生50年…日本を変えたコンビニ」が、27日(20:00~)に放送される。
■『タモリステーション』最新作ではコンビニ半世紀を特集
今回のテーマは、日本に誕生して半世紀、今や我々の暮らしに欠かせない存在となった“コンビニエンスストア”。歴史、進化、そして未来を、『タモリステーション』ならではの独自取材で深掘りしていく。コンビニが大きく躍進を遂げるきっかけとなった商品のひとつが、1978年、セブン-イレブンで発売をスタートした“おにぎり”。コンビニおにぎりは現在ではセブン-イレブンだけで年間21億個(※2022年)が売れ、“国民食”となっているが、当時、おにぎりは家庭で作るのが当たり前のもので、コンビニ自体も今のように自社製品の展開はなく、いわば小売店の域を出ない存在だった。そんなコンビニの歴史をあざやかに転換し、日本の食文化までをも変えたコンビニおにぎりは、どのように誕生したのか。開発秘話を探るとともに、コンビニおにぎりに欠かせない“フィルム”の変遷もたどっていく。このほか、コンビニに変革をもたらした数々の商品やサービスに注目。半世紀におよぶ日本のコンビニの歩みをたどる。
■タモリ、潜入ロケで人生初のレジ打ち体験に挑む
そして、タモリは“コンビニ潜入ロケ”に挑戦。自ら都内の店舗を訪れ、日本のコンビニのスゴさを探るべく、実地検証に乗り出す。普段、何気なく利用しているコンビニだが、細かくチェックしていくと、消費者の行動心理を考えつくした売り場レイアウトはもちろん、ハーバード大学の研究者が“社会の小宇宙”と評したほど多様な品ぞろえや商品陳列の工夫、アイスケースやマルチコピー機の進化など、“コンビニの今”がまざまざと浮かびあがり、タモリも驚きを隠せない。
さらに接客について学ぶべく、タモリがエプロン姿で先輩店員に弟子入りし、人生初のレジ打ちにも挑戦。カウンターに入って第一声、「いらっしゃいませ~」の呼びかけは満点だが、そこに客として爆笑問題の田中裕二が現れ……。長年、アルバイトとしてコンビニで働いた経験を持ち、「店長にならないか」と誘われたほど優秀な店員だった田中は、タモリを翻弄するつもりなのか、温めると美味しいおにぎりから、冷え冷えのまま持ち帰りたいスイーツなどを購入。レジ横のおでんやホットスナックまで注文するが、タモリは華麗に接客&レジをこなすことができるのか。
散歩の途中、コンビニに立ち寄って麦茶とアイスを買うのが日課だというタモリ。しかし今回の潜入ロケで、「今までは毎日、目的の売り場に一直線に行って精算するだけで、実は店内を見ているつもりで何も見ていなかったことに気がつきました。店内には線香やロウソクまであるし、お惣菜や冷凍食品も多種多様。こんなに商品が豊富だとは思わなかったですね。まさに目の前に小宇宙が広がっているようでした」と、改めてコンビニの品ぞろえに驚いたことを告白。人生初のレジ打ち挑戦には、「買うときは当たり前のように接客を受けていたので、まあまあやれるんじゃないかと思っていたら……いやぁ、不甲斐なかったね。とにかく時間がかかっちゃって……」と、その難しさを体感したよう。「手順を覚えるだけでも大変なのに、細やかに気を配ってくれる店員さんは“素晴らしい”のひと言です」とスタッフの接客技術に脱帽していた。
そして今回の企画について「コンビニは日常生活になくてはならない存在であるばかりか、街の治安の一端も担ってくれている。そして今、この瞬間もどんどん進化していて、日本の社会や文化が詰め込まれたスポットでもあるんですね。これはぜひ一度、じっくり見てまわる価値があるなと思いました。そんな“知らないともったいない”コンビニの秘密を番組で解き明かしていきます」とみどころを語った。
【編集部MEMO】
『タモリステーション』は2022年1月、司会者・タモリを迎えて始動した、テレビ朝日の大型特番。これまでに、スポーツや災害、気候変動、日本の海と魚、CMソングなど多彩なテーマを深掘りし、緊急生放送ではウクライナ侵攻の真実を伝えて反響を巻き起こしてきた。