巨人・吉川尚輝 (C) Kyodo News

◆ 坂本欠場の穴を埋める活躍

 巨人が連敗ストップ。連敗が続いていたチームの悪い流れを止める白星となった。

 初回、吉川尚輝の先制打などで2点を先制する。さらに、吉川尚輝は3回にライトスタンドへ飛び込む一発を放ち、巨人は3点をリード。試合を優位に進める。援護をもらった先発の菅野智之は、要所を締める投球で試合を作る。しかし、6回にソロホームランを浴びると、味方の守備のミスもありピンチを招いて降板。代わった高梨雄平が適時打を打たれ、同点に追いつかれる。それでもその裏の攻撃、先頭打者の岡本和真が特大の23号ソロ。四番の一発ですぐさま勝ち越しに成功する。7回には吉川尚輝のダメ押しの三塁打で2点を追加し、流れを完全に引き寄せる。継投は勝ちパターンが危なげない無失点リレー。守護神の大勢は三者連続三振で最後を締めた。

 吉川尚輝は1打席目に先制打、2打席目にライトスタンドへ本塁打、4打席目にダメ押しの2点三塁打と3安打4打点の内容で勝利に貢献した。

 15日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に解説者として出演した坂口智隆氏は4打点を挙げた吉川尚輝の活躍に「大きいですね。チームの攻守で中心にいなければいけない選手だと思います。どんどんこうやって結果でも姿勢でもチームを引っ張ってほしいですね」と称賛した。

 チームを支える坂本勇人が体調不良で欠場となったこの試合。この件に関して、番組MCの岩本勉氏は「(吉川が)3安打4打点と坂本の穴を埋めるべく活躍、これはとても良いトピックスですね」とコメント。支柱が抜けた緊急時でも、打線の要として機能できた経験はチームにとっても好材料になりそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』