DeNA戦に先発し5回1失点と好投した広島・常廣 (C)Kyodo News

○ 広島 10 - 2 DeNA ●

<23回戦・マツダスタジアム>

 3位の広島は4位のDeNAに大勝。連敗を「6」で止め、貯金は再び「6」となった。

 プロ初登板となった先発のドラフト1位ルーキー・常廣(青山学院大)は初回、二死からの連打で二、三塁のピンチを招くも、5番・宮﨑を見逃し三振に仕留め無失点スタート。2回以降も毎回得点圏に走者を背負ったものの、バックの好守にも助けられながら5イニングを最少失点で凌いだ。

 チームが6連敗中のなか、5回92球、7安打1失点、4奪三振3四死球の力投。6回以降はリリーフ陣がDeNA打線の反撃を1点に抑え、常廣は球団の新人では2017年の矢崎以来となる、プロ初登板初勝利の快挙を成し遂げた。

 打線は初回、二死一、二塁で5番・小園が右中間を破る2点適時打を放ち先制。その後も7番・末包、8番・菊池が連続適時打を放つなど、二死からの4連打で一挙4点のビッグイニングとした。

 5-1で迎えた4回は小園と矢野の連続適時打で2点を加え、力投するドラ1右腕を援護。6回は菊池がダメ押しとなる9号3ランを左翼席へ運び、8月12日のDeNA戦以来(マツダ)となる2ケタ得点を記録した。