元プラス・マイナスの兼光タカシの相方の座を6人のピン芸人が奪い合うお笑いリアリティーショー『バチェワラー』が、8日(24:30~※関西ローカル)にカンテレで放送される。

元プラス・マイナスの兼光タカシ=カンテレ提供

■お笑い独身芸人“バチェワラー”の相方の座を6人が奪い合う

お笑い独身芸人“バチェワラー”こと、今年2月にピン芸人として再スタートした兼光の、相方の座を奪い合う“アイカター”は6人の実力派ピン芸人。スタジオでは、見取り図・盛山晋太郎&リリーと渋谷凪咲がその様子を見届ける。兵庫県・淡路島を舞台に、コンビとしての相性を見極めていくステージは4つ。相方候補は、松竹芸能で先輩のオジンオズボーン篠宮暁、20年前から兼光との交流があり誰よりも兼光愛が強いヒロユキMc-II、『オールザッツ漫才2020』のネタバトルでモノマネを取り入れたネタで優勝した今井らいぱち、『R-1グランプリ2024』ファイナリスト真輝志、『ABCお笑いグランプリ2024』ファイナリストやました、7月にピン芸人になったばかりの元ポートワシントン・いしころくん計6人。序盤からバチェワラーへのアピール合戦が始まる。

第1ステージは“理想の淡路島デート”。淡路島の人気スポットを優雅に巡り集団デートをする予定だったが、なぜか玉ねぎの早食いやマリンアクティビティに兼光が挑むことに。兼光に対するツッコミ力や相方としてふさわしい対応力が見られるステージだが、早速、1人が脱落してしまう。続いてのステージは、“モノマネBBQ”。兼光とは切っても切り離せないのがモノマネということで、相方になるにはモノマネ対応力が不可欠となる。兼光がオール巨人のモノマネ姿で登場すると、アイカターたちは……。第3ステージは“砂浜2ショットトーク”、最終ステージは“漫才”を繰り広げる。

■見取り図、渋谷凪咲 コメント

――番組収録を終えての感想をお願いいたします。

盛山:お笑いと恋愛リアリティショーが合わさった番組でしたが、ほぼ恋愛リアリティショーでした。人間模様や心理が動いている感じが繰り広げられていた映像は本当にリアルです。

渋谷:芸人さんの相方探しってこんなにリアルな気持ちが複雑に絡み合っているんだって思いました。

リリー:世界に通用するコンテンツです。

――個性豊かなアイカター6名でしたが、その中で特に印象的だった方を教えてください。

盛山:今井らいぱちですね。めちゃくちゃ仲いい後輩なんですけど、ほんとに偽ることなく素のままで出ていたんで、素を気に入ってもらえた方が嘘じゃなくなるんで、らいぱちらしさは出ていましたね。

リリー:いしころくん(元ポートワシントン・伊藤)です。もっともっといしころくんの良さを見て、プライベートでもいしころくんに注目していきたいと思いました。

渋谷:ヒロユキMc-IIさんです。兼光さんとの関係性も長いっていう絆と信頼があって、お互い同じタイミングで解散して、同じ悩みとかも持たれていた2人なので、距離感とかの近さだったり、複雑な関係で見ていて面白かったです。あと、やましたさんも唯一の女性芸人でいらっしゃって、なかなか前に出れない感じとかも見ていて応援したくなりました。

――見取り図さんはお互いに誕生日プレゼントを交換するほど仲が良いとお聞きしますが、仲がいい秘訣を教えてください。

リリー:今年はまだくれてないんです。僕はあげてるんですけど……。昨年も、もらっていなくて2年分溜まっているんで、来年はとんでもないプレゼントが来るのかなと期待しています。彼は車を持ってるんでもしかしたら……(笑)。

盛山:俺のGクラス(ベンツ)、横流しするわけがない(笑)。仲が良い秘訣は、お互い干渉しない事ですね。恋愛と一緒で。

――アイカターに求める条件はありますか。

盛山:僕が清潔感ないんで、俺より綺麗にはいてほしいです。俺より汚くなると、俺が美味しくなくなるから。汚さのうまみで、豚の油みたいなもんですね(笑)。

リリー:法だけはおかさなかったら何しても大丈夫です。

渋谷:正義の価値観が人それぞれ違うので、 好きなお笑いとか好きなものが一緒な人がいいですね。

盛山:元々相方だらけのグループにおったわけやもんな。

渋谷:そうなんです。その中でも、小嶋花梨ちゃんとはめちゃくちゃ仲がよくて価値観が一緒で尊敬し合えてるからこそずっと一緒にいれています。

――視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします。

盛山:恋愛リアリティショー好きの皆さんも、お笑い好きの皆さんもどちらも楽しめると思いますし、どちらにも興味がない方も楽しめる内容となっております。あと、2人スキンヘッドが出ておりますのでそのへんもチェックしてください(笑)。

■兼光タカシ コメント

――ロケを終えての感想をお願いいたします。

久しぶりに1日ロケをさせていただいて、 しかも1人になってこういうロケは初めてやったんで、すごく新鮮でした。しかも、僕が主役って言ってもおかしくない設定やったんで、めちゃくちゃうれしかったです。

――アイカターに求める事はありますか?

楽しくできる相方がいいです。仕事の相方ですけど、プライベートも仲良くしたいです。一緒にご飯に行ったり、めちゃくちゃ仲がいいコンビがいるじゃないですか。今までは考えられへんと思ったんですけど、逆にありやなって。ほんまにめっちゃ仲いい事が、憧れに変わってそうなっていきたいと思いました。それぐらい仲が良かったら、なんでも乗り越えられるし、お互いちゃんと話せたら急にいなくなる事も絶対ないやろうなと思います。

――最後に視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします。

ありそうでなかった番組です。絶対に面白いので見てもらいたいです。前の相方と上方漫才大賞をとってすぐにピン芸人になって……。あんまり実感もないまま終わってしまったっていう部分もあったんで、是非ここで新しい相方を見つけてもう1度、上方漫才大賞を取りたいです。

【編集部MEMO】
昨年、上方漫才大賞で大賞を受賞し、漫才師としてまさに順風満帆の最中に漫才コンビのプラス・マイナスを突如解散することになった兼光タカシ。5月に放送されたカンテレのバラエティ番組『お笑いワイドショー マルコポロリ!』では、MCの東野幸治から「結局いつ解散したの?」と尋ねられ、「本当、嵐です。僕も皆さんと同じ環境やったんですよ。うちの妻と『また変なこと言ってんで……』っと(Xを見ていたら)最後に『解散』って投稿されていて。その時はまた『何か言うてるわ~』くらいに思っていたんですけど、何十分か後にLINEが来たんですよ。『もう吉本やめるわ、ありがとう』って」と騒動の舞台裏を明かした。続けて、「一方的にLINEで来て、これはLINEで返してる場合ちゃうわと思って、すぐ(岩橋に)電話したんですよ。そしたら出なくて。でもXのポストは続いてるんですよ『プラス・マイナスも解散です』『吉本、芸人やめます』『兼光ごめん、ありがとでした』って。もう一度電話しても出なくて、そしたらまたLINEが来て『吉本もやめるわ今までありがとうお疲れさまでした』ってそれで終わって。(それから)1回も会ってないですし、喋ってもないです」と告白した。