フライヤーは9月2日、「2024年8月のビジネス書月間ランキング」を発表。同社運営の本の要約サービス「flier」の有料会員を対象に、スマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算したもので、集計期間は7月25日~8月24日。

  • 2024年8月のビジネス書月間ランキング

    2024年8月のビジネス書月間ランキング

2024年8月の「ビジネス書月間ランキング」、今回は、『脳をしっかり休ませる方法』(茂木健一郎/三笠書房)が1位に輝いた。著者は、タレントとしても広く活躍する脳科学者、茂木健一郎氏。「疲れを完全にリセットするためには、脳を休ませる必要がある」と考える茂木氏が、脳の疲れを科学的な視点で解説した一冊となっている。

なお、8月のランキングを見てみると、溜まってしまった疲れや課題の解消をビジネス書に求める人が多かったのか、「脳を休ませたい」「職場を腐らせる人に困っている」「人に振り回されたくない」といったテーマが上位にランクインしている。ベスト10は下記の通り。

1位:『脳をしっかり休ませる方法』(茂木健一郎/三笠書房)
2位:『職場を腐らせる人たち』(片田珠美/講談社)
3位:『人にも自分にも振り回されない動じない心のつくり方』(枡野俊明/SBクリエイティブ)
4位:『なぜか惹かれる人の話し方 100の習慣』(藤本梨恵子/明日香出版社)
5位:『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』(中島輝/SBクリエイティブ)
6位:『「数学的」な仕事術大全』(深沢真太郎/東洋経済新報社)
7位:『移動する人はうまくいく』(長倉顕太/すばる舎)
8位:『あっという間に人は死ぬから』(佐藤舞(サトマイ)/KADOKAWA)
9位:『こころ』(夏目漱石/出版社名なし)
10位:『仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!』(飯田剛弘/明日香出版社)

なお、今回の月間ランキングに基づいたフェアが全国の書店にて開催される。各書籍のPOPに付けたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、通常は有料の要約文を、どなたでも無料で本に触れずに「立ち読み」することができるというもの。開催期間は10月1日〜31日となっているが、開始日や開催期間は各書店によって異なるという。