日本テレビ系大型特番『24時間テレビ47』(8月31日18:30~9月1日20:54)で、「朝ドラ『まれ』土屋太鳳 復興へ… 能登で合唱『希空~まれぞら~』」企画が放送された。

  • 合唱する土屋太鳳ら

2015年放送のNHK朝ドラ『まれ』以来、能登・輪島の人々と親交を重ねていた土屋太鳳が、石川・七尾市 能登食祭市場から中継で登場。七尾市の「キリコ」で華やかに彩られた屋外の会場で、輪島高校和太鼓部とのパフォーマンスを披露した。

続いて、会場を練り歩き、地元の人々とハイタッチを交わしながら屋内のステージに移動。ステージにいる能登の高校生たちと共に『まれ』の主題歌「希空~まれぞら~」を合唱した。

楽曲の終盤では涙ぐむ様子もみられた土屋。歌唱後に「すごく未来の栄養になりました。これから皆さんと一緒に歩んでいきたいと思います。ありがとうございました!」と語った。

VTRでは、土屋が『まれ』ゆかりの場所や人々を訪れた様子を紹介。ドラマでまれ一家が住んでいた「民宿桶作」の撮影場所として自宅を使わせてくれた山田さん一家と土屋は、家族ぐるみの仲で、土屋は「ここに来るとただいまという気持ちになる」と語る。

また、ドラマに登場した漆器店 大崎漆器店の親方・大崎四郎さんも訪問。母屋は原型をとどめているが、輪島塗が保存されていた蔵が倒壊していた。しかし大崎さんは4人の職人とともに5月から輪島塗づくりを再開しているという。

さらに、輪島高校和太鼓部も訪問。輪島の太鼓を「世界にも届けていきたい」という部員の想いも紹介した。

【編集部MEMO】
総合司会の水卜麻美アナウンサーは、今年のテーマ「愛は地球を救うのか?」を発表するにあたり、「これまで『24時間テレビ』を見てくださった方、寄付をしてくださった方、『24時間テレビ』で自分の思いを伝えたいとその場を選んでくださった方、笑顔で参加をしてくださった方、そして、チャリティーの支援を受け取ってくださった方、皆様のことが今思い浮かんでいます。私も10年総合司会を務めてきまして、そういった方々がこの『24時間テレビ』を作ってくださっていたんだなずっと思ってきました。しかし、こういった皆様の信頼を裏切るようなこと(=寄付金着服)がありました。本当に申し訳なく思っていますし、心苦しく思っています」と改めてお詫びした上で、「でもだからこそ、この皆様が作ってくれた『24時間テレビ』を、私たちは続けたいです。『24時間テレビ』で信頼を取り戻せるよう必死に考えて伝えてまいりたいと思っています」と決意を語っている。