新宿三井ビルディングに入居するテナント企業による、会社対抗のど自慢大会が8月21日、22日、23日の3日間にわたって開催された。今年50年目を迎える新宿三井ビルディングの歴史とともに、47回目となる同大会。入居テナント企業の半数以上、過去最多となる58社、計106組293名が参加。参加者・応援団・観客が一体となって会場を盛り上げ、リアルな場ならではのハイレベルな戦いを繰り広げた。

新宿三井ビルディングに入居するテナント企業のみが参加できるこのカラオケ大会は、ビルの歴史とともに受け継がれ、新宿の社会人にとって“夏の風物詩”にもなっている。1社につき参加者は3チームまでの制限があるため、社内選考を行う企業も。歌唱力はもちろん、趣向を凝らした演出や社員一丸となった応援も見どころだ。

  • 熱の入った応援

予選1日目は、ゲリラ豪雨の影響で約50分間の中断もあったが、会場の熱気はおさまることはなく熱い戦いが繰り広げられた。3日目の決勝に進出できるのは、予選を勝ち抜いた20組。各日の決勝進出者が発表されると歓喜や驚きの声があがり、悔し涙を流したり、他チームの活躍を称え合う姿が各所で見られた。優勝した株式会社ウィルオブ・コンストラクションには、ゲスト審査員から優勝賞品が手渡された。

  • 優勝の株式会社ウィルオブ・コンストラクション(左から3番目)

  • 互いの健闘を称えあう優勝の株式会社ウィルオブ・コンストラクション(左)と準優勝の株式会社ターリー屋(右)

「去年新卒1年目で参加して悔しい思いをしたので、今年は絶対に皆を魅了する気持ちで1年間がんばった。本当にうれしい。会社の皆にこの気持ちを伝えたい。ありがとうございました」と、優勝した株式会社ウィルオブ・コンストラクション。

参加者からは「1年間練習したが予選敗退して悔しい。来年も挑戦したい」「憧れの舞台に立ててうれしい」「会社の皆で一緒に頑張った時間は忘れられない思い出となった」といった声が聞かれた。

  • 紙吹雪の舞いあがるステージ

ちなみに賞品は全て、テナント企業からの協賛によるもので、入賞者には旅行券、家電、食事券などの豪華賞品が贈られた。ステージに舞い上がる大量の紙吹雪は、環境に配慮して使用済みの「シュレッダー紙」を使用。声援とともに、応援団が自らの手で歌に合わせてステージに投げ入れ、大会を盛り上げた。

今年の優勝は、株式会社ウィルオブ・コンストラクション、準優勝は株式会社ターリー屋、3位は三井不動産レジデンシャルリース株式会社、応援賞は株式会社コネクティ、そしてベストパフォーマンス賞は株式会社カプコンという結果となった。