日光浴の目安時間を提案するデバイスとアプリ「LNES SL-04」を提供する日本ゼオンは、夏バテに関するアンケート調査を実施した。調査期間は2024年7月25日~7月30日で、対象となったのは20~69歳の男女1,028人であった。なお、調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があるという。
今夏、例年より「暑いと感じる」と回答した人は75.6%で、「夏バテを感じる」と回答した人は69%であった。年代別で見ると20代女性が最も多く、8割以上(81%)が「夏バテを感じる」と回答した。
今年経験した(または、経験している)夏バテ症状については、1位「体がだるい」、2位「疲れやすい」に続き、3位に「睡眠の質の低下」が挙がった。3人に1人以上(36.5%)が、夏バテ症状として「睡眠の質の低下」を感じていることがうかがえる。
そのほか「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」などが上位に上がり、睡眠に影響が出ている傾向がみられた。
今夏の睡眠時間の変化については、春頃より「短くなった」と回答する人が最も多く、約半数(45.9%)という結果となった。年代別で見ると、睡眠時間が「短くなった」人は40代女性(61.3%)が最も多かった。
最近(今夏)の平均睡眠時間については、「5時間以上~6時間未満」と回答した人が最も多く、続いて「6時間~7時間未満」という回答が多かった。全体で見ると、専門家が推奨する睡眠時間に達していない(睡眠時間が「7時間未満」)人は81.2%であった。
今夏、「睡眠の質の低下を感じている」と回答した人は68.4%であった。夏バテの症状という実感はなくとも、今年の夏に「睡眠の質の低下を感じる」と回答した人は約7割であった。
また、睡眠の質の低下を感じた最大の理由について、「夜中に目が覚めるため」「寝付きが悪いため」「起床予定の時間よりも早く目が覚めてしまうため」という回答が上位であった。
最近の起床後の「目覚めの爽快感」について10段階で聞いたところ、平均は「5.3ポイント(どちらかといえば眠気を感じる)」であった。「疲労感」については平均「5.4ポイント(どちらかといえば疲れが残っている)」、睡眠の満足度については平均「5.5ポイント」という結果となった。
起床後の熟睡度については、「眠りが深い」と回答した人は約4割(42.0%)であるのに対し、半数以上(52.8%)が「眠りが浅い」と回答した。眠りが浅い人が、眠りが深い人を上回る結果となった。
また、日々のやる気については、「やる気がある」と回答した人が5割未満(46.7%)であるのに対し、「やる気が出ない」と回答した人は半数以上(53.3%)であった。
普段の日焼け対策状況について、日焼け対策をしている人は7割以上(71.7%)であった。そのうち、「日焼け止めを塗っている」と回答した人は4割以上(42.0%)であった。男女別で見ると、男性で日焼け対策をする人が多かったのは20代男性(65.7%)で、女性は全年代で8割以上が日焼け対策をしているということがわかった。
一方で、「日焼け対策をしていない」と回答した人で夏バテを感じる人は55.7%であったのに対し、「日焼け対策をしている」と回答した人で夏バテを感じる人は74.2%という結果となった。日焼け対策をしている人ほど、夏バテを感じる傾向があることがわかった。
また、日光浴を積極的に取り入れない人で「夏バテを経験した」と回答した人は7割(70.9%)であったのに対し、積極的に日光浴を取り入れている人は6割(63.8%)という結果となった。日光浴を積極的に取り入れている人ほど、夏バテを感じにくい傾向があることがわかった。
いい睡眠を取るためには、朝9時前に10分程度の日光浴をする、1時間程度累積で太陽を浴びる(日陰でよい)などの対策が必要とのこと。また、睡眠の質を上げるためには、飲酒や食事は寝る2時間前までに終わらせる、スマホ・PCは寝る1時間前からは触らない、毎日適度な運動をするなどの対策が必要だという。
日光浴ナビゲートデバイス&アプリ「LNES」提供、日本ゼオン株式会社調べ